まぁリクエストがあったというほどでもないけど、話題に出たので。
まず、このゲームに触れるきっかけについて。
当時、私はゲームブックというものにかなりハマっていた時代でした。
その中には、双葉社のファミコン冒険ゲームブックという青い背表紙が目印のシリーズがありました。
その中で、原作は知らないが面白そうだということで、この未来神話ジャーヴァスのゲームブックを買って、読んだ(プレイした)ところ、すごく気に入ってしまいまして。
もし、私がゲームブックを1冊だけ選べ、と言われたらせっかくだからこの本を選ぶぜ!ていうくらいお気に入りです。20年経った今でもこの本は時々読み返してます。
で、じゃあ原作のファミコン版もやってみよう、と思ってファミコン版のロムカセットを中古で買った、という流れですね。ちなみに中古で480円でした。本と値段がほとんど変わらないという時点で、なんとなくこのゲームは大丈夫なのか?とか思ったりしたような。
さて、やっとゲームの内容に入れるのかな。
タイトーが発売した、BB(パスワード不要のバッテリーバックアップ)という技術的なものをウリにした、アクションRPG。
上から見下ろす2DのMAPが基本だが、城の占領などは横スクロールの2Dになる。
しかし、ゲームブックの完成度は群を抜いていたジャーヴァスですが、肝心の原作はというと・・・世間一般ではクソゲーと言われているが、私も残念ながら同意せざるを得ない、というところ。
このゲーム、7つの城を占領すればクリアになるんですが、確か4つめか5つめの城を占領したあたりで挫折しました。まぁ、中盤まではなんとかプレイしたので、ある程度は経験に基づいた感想になります。
まずはふんいき(何故か変換してない)をつかんでもらうと言うことで、恒例の動画貼り付け。

とはいえ、普通に動画を見ても意味がわからないと思うので、どのへんがクソゲーと呼ばれるのか、突っ込みどころを書いていきます。
まずは設定から。
現在の地球から若干未来の世界。主人公は宇宙船ジャーヴァス号に乗って宇宙を探索し、地球に戻ってきた宇宙飛行士。
ところがケネディ空港は応答せず、地表に不時着するも、そこには文明レベルが中世まで退化した、荒野が広がる世界。もちろん、ハンバーガーも無い。
地球に何があったのか、大変化の原因は?そしてこの先、主人公はどうするのか?
という説明書のプロローグで始まるので、ゲームスタートするといきなり荒野に放置されます。ちなみに、ゲームクリアしても、結局何があったのかは誰も語ることなく、伏線は放置のまま終わります。
とりあえず、どこらへんがクソゲーと言われる点なのか、箇条書きで述べてみます。
・メッセージから魔法やステータスにいたるまで、平仮名と数字しか出てこない。カタカナすらないので、読みにくいことこの上ない。
・おまけにストーリー関係のメッセージは皆無。世界観が全くつかめない。
・目的はひたすら7つの城を占領し世界を統一すること。それ以外のことはまず出てこない、ムダを省いたメッセージの数々。実にさびしい。
・体力回復の手段が非常に少ない。街には宿屋も傷を治す医者もいない。「くすり」を使うか、「くるすら」の魔法を使うしかない。
・主人公は宇宙飛行士のはずなんだが、魔術ギルドに加入するだけで魔法が使えるようになる。
・MPなんてものは存在しない。魔法を使うと「経験値」が減少する。ちなみに体力回復の「くるすら」は500の経験値の消費。レベル0→1になるのが100必要、といえば、非常に重いということがわかってもらえるだろうか。
・レベルアップすると経験値が減少する。つまり、経験値ギリギリでレベルアップすると、魔法が使えなくなる。
・武器のリーチがやたら短い。腕を伸ばしたりもしないため、イメージとしては、気をつけの姿勢からエンピツくらいのリーチで攻撃する、というくらい短い。
・金をかせぐ手段もおそろしく少ない。つぼだの花だの持ってこい、という仕事を受けて、持って行くと微妙な報酬をもらえる。これを繰り返すしかない。すごくだるい。
・容量のほとんどをMAPにつかったのか、というくらいに世界が広い。
・そのくせ歩く速度は遅い。
・しかも、アイテムを探すヒントが○○の島とか、○○の西側とか、おそろしくアバウト。例えて言うなら、砂漠の中で一粒の石ころを探すような作業。とてつもなく根気が要る。ていうか攻略本無しだと無理。金のアイテムじゃなく、必須アイテムも目印の無い中、延々と探させる作業。
・街中も油断できない。外から見ると何がどういう建物なのかさっぱりわからないのに、普通に建物に入った瞬間、「お前は堕落している。初心に帰ってもう一度やりなおせ。」などと言われてスタート地点に戻される「初心の家」や、見知らぬところに飛ばされる「眠りの館」、一方通行で帰りの船が無い「船小屋」など、強制ワープさせる建物がいくつもある。危険な建物は覚えて、入らないようにするしか避ける方法は無い。
・仲間という存在があるのだが、この仲間というものは、単純に言えば、占領したい城に入るためのカギ、でしかない。例えばAという城に入るために、傭兵が500人、グルカ兵が100人必要だとしたら、グルカ兵が99人で傭兵が5000人いて、将軍が10人いたって入れない。
・おまけに仲間の種類がムダに多い。どこの大陸にどんな種類の兵士がいるのか覚えておかないといけない。
・しかも兵士を仲間にするためには名声値を上げる必要があるが、名声値はぎるどにお金を50払って闘技場で勝つと1上がる、それしか方法が無い。また金か。
・仲間が数千人になったって兵糧の心配はしなくていいし、仲間が数千人いたって結局戦うのは主人公一人。戦力が余ってたって難易度は下がらないし、代わりに戦ってもくれない。たまに助言してくれる仲間もいるが、どこどこの城にはこの種類の兵士が何人必要です、ってことしか教えてくれない。
・横スクロール画面、当たり判定がきついわりに、敵の攻撃力が信じられないほど高い。1発か2発で死ぬ。攻略法は、あえて若干攻撃力の低い飛び道具に当たって、一時的に点滅して無敵になっているときに敵をすり抜けて、壁際に追い詰められないようにするというありえない戦法が基本になる。
・・・・まだまだあるが、とりあえず長くなりすぎたのでこのへんにしておく。
では、ようやく感想と結論を。
全体的に感じるのは、どこで何をすればよいのか全く分からない、あるいは目的が全く見当たらない、というもの。例えて言うと、砂漠の中で一粒の石ころを見つける作業を延々と繰り返させる、というもの。どこにあるのか攻略本等でわかっていれば、その点についてだけは、あるいは解消するかもしれないが、そういった情報無しだと、プレイしたとしても、ただムダな時間を費やすだけに終わる可能性が高い。
しかしそれでも、金を稼ぐためだけにちまちまとした仕事を何度も繰り返したり、城に入るためだけに兵士を延々と集め続けたり、名声値を上げる敵も変化がないし、ムダにワープさせて時間はかけさせるし、そのくせストーリーは全く語られず、とにかくゲームを続けさせるモチベーションが上がらないシステムである。
また、横スクロール面でのバカ高い敵の攻撃力といい、バランス面においてもクリアできないとは言わないが、難易度は高い、といわざるを得ない。
この素材から、あの完成度のゲームブックを作り上げた筆者は尊敬に値する。世界設定をファミコンROMの時代からずっと後の時代にして、原作のストーリーはバッサリと切り捨ててしまい、未来世界ファンタジーという自由な世界設定で物語を書いたことが成功の原因だろうか。
このゲームのいいところは?と聞かれて、耳に残るBGMと、やたら記憶に残る「初心の家」くらいしか思いつかないんだが、まぁ私は決してクソゲー好きというわけではなく、レトロゲームを懐かしむのが好きなだけ、ということで・・・・〆
まず、このゲームに触れるきっかけについて。
当時、私はゲームブックというものにかなりハマっていた時代でした。
その中には、双葉社のファミコン冒険ゲームブックという青い背表紙が目印のシリーズがありました。
その中で、原作は知らないが面白そうだということで、この未来神話ジャーヴァスのゲームブックを買って、読んだ(プレイした)ところ、すごく気に入ってしまいまして。
もし、私がゲームブックを1冊だけ選べ、と言われたらせっかくだからこの本を選ぶぜ!ていうくらいお気に入りです。20年経った今でもこの本は時々読み返してます。
で、じゃあ原作のファミコン版もやってみよう、と思ってファミコン版のロムカセットを中古で買った、という流れですね。ちなみに中古で480円でした。本と値段がほとんど変わらないという時点で、なんとなくこのゲームは大丈夫なのか?とか思ったりしたような。
さて、やっとゲームの内容に入れるのかな。
タイトーが発売した、BB(パスワード不要のバッテリーバックアップ)という技術的なものをウリにした、アクションRPG。
上から見下ろす2DのMAPが基本だが、城の占領などは横スクロールの2Dになる。
しかし、ゲームブックの完成度は群を抜いていたジャーヴァスですが、肝心の原作はというと・・・世間一般ではクソゲーと言われているが、私も残念ながら同意せざるを得ない、というところ。
このゲーム、7つの城を占領すればクリアになるんですが、確か4つめか5つめの城を占領したあたりで挫折しました。まぁ、中盤まではなんとかプレイしたので、ある程度は経験に基づいた感想になります。
まずはふんいき(何故か変換してない)をつかんでもらうと言うことで、恒例の動画貼り付け。

とはいえ、普通に動画を見ても意味がわからないと思うので、どのへんがクソゲーと呼ばれるのか、突っ込みどころを書いていきます。
まずは設定から。
現在の地球から若干未来の世界。主人公は宇宙船ジャーヴァス号に乗って宇宙を探索し、地球に戻ってきた宇宙飛行士。
ところがケネディ空港は応答せず、地表に不時着するも、そこには文明レベルが中世まで退化した、荒野が広がる世界。もちろん、ハンバーガーも無い。
地球に何があったのか、大変化の原因は?そしてこの先、主人公はどうするのか?
という説明書のプロローグで始まるので、ゲームスタートするといきなり荒野に放置されます。ちなみに、ゲームクリアしても、結局何があったのかは誰も語ることなく、伏線は放置のまま終わります。
とりあえず、どこらへんがクソゲーと言われる点なのか、箇条書きで述べてみます。
・メッセージから魔法やステータスにいたるまで、平仮名と数字しか出てこない。カタカナすらないので、読みにくいことこの上ない。
・おまけにストーリー関係のメッセージは皆無。世界観が全くつかめない。
・目的はひたすら7つの城を占領し世界を統一すること。それ以外のことはまず出てこない、ムダを省いたメッセージの数々。実にさびしい。
・体力回復の手段が非常に少ない。街には宿屋も傷を治す医者もいない。「くすり」を使うか、「くるすら」の魔法を使うしかない。
・主人公は宇宙飛行士のはずなんだが、魔術ギルドに加入するだけで魔法が使えるようになる。
・MPなんてものは存在しない。魔法を使うと「経験値」が減少する。ちなみに体力回復の「くるすら」は500の経験値の消費。レベル0→1になるのが100必要、といえば、非常に重いということがわかってもらえるだろうか。
・レベルアップすると経験値が減少する。つまり、経験値ギリギリでレベルアップすると、魔法が使えなくなる。
・武器のリーチがやたら短い。腕を伸ばしたりもしないため、イメージとしては、気をつけの姿勢からエンピツくらいのリーチで攻撃する、というくらい短い。
・金をかせぐ手段もおそろしく少ない。つぼだの花だの持ってこい、という仕事を受けて、持って行くと微妙な報酬をもらえる。これを繰り返すしかない。すごくだるい。
・容量のほとんどをMAPにつかったのか、というくらいに世界が広い。
・そのくせ歩く速度は遅い。
・しかも、アイテムを探すヒントが○○の島とか、○○の西側とか、おそろしくアバウト。例えて言うなら、砂漠の中で一粒の石ころを探すような作業。とてつもなく根気が要る。ていうか攻略本無しだと無理。金のアイテムじゃなく、必須アイテムも目印の無い中、延々と探させる作業。
・街中も油断できない。外から見ると何がどういう建物なのかさっぱりわからないのに、普通に建物に入った瞬間、「お前は堕落している。初心に帰ってもう一度やりなおせ。」などと言われてスタート地点に戻される「初心の家」や、見知らぬところに飛ばされる「眠りの館」、一方通行で帰りの船が無い「船小屋」など、強制ワープさせる建物がいくつもある。危険な建物は覚えて、入らないようにするしか避ける方法は無い。
・仲間という存在があるのだが、この仲間というものは、単純に言えば、占領したい城に入るためのカギ、でしかない。例えばAという城に入るために、傭兵が500人、グルカ兵が100人必要だとしたら、グルカ兵が99人で傭兵が5000人いて、将軍が10人いたって入れない。
・おまけに仲間の種類がムダに多い。どこの大陸にどんな種類の兵士がいるのか覚えておかないといけない。
・しかも兵士を仲間にするためには名声値を上げる必要があるが、名声値はぎるどにお金を50払って闘技場で勝つと1上がる、それしか方法が無い。また金か。
・仲間が数千人になったって兵糧の心配はしなくていいし、仲間が数千人いたって結局戦うのは主人公一人。戦力が余ってたって難易度は下がらないし、代わりに戦ってもくれない。たまに助言してくれる仲間もいるが、どこどこの城にはこの種類の兵士が何人必要です、ってことしか教えてくれない。
・横スクロール画面、当たり判定がきついわりに、敵の攻撃力が信じられないほど高い。1発か2発で死ぬ。攻略法は、あえて若干攻撃力の低い飛び道具に当たって、一時的に点滅して無敵になっているときに敵をすり抜けて、壁際に追い詰められないようにするというありえない戦法が基本になる。
・・・・まだまだあるが、とりあえず長くなりすぎたのでこのへんにしておく。
では、ようやく感想と結論を。
全体的に感じるのは、どこで何をすればよいのか全く分からない、あるいは目的が全く見当たらない、というもの。例えて言うと、砂漠の中で一粒の石ころを見つける作業を延々と繰り返させる、というもの。どこにあるのか攻略本等でわかっていれば、その点についてだけは、あるいは解消するかもしれないが、そういった情報無しだと、プレイしたとしても、ただムダな時間を費やすだけに終わる可能性が高い。
しかしそれでも、金を稼ぐためだけにちまちまとした仕事を何度も繰り返したり、城に入るためだけに兵士を延々と集め続けたり、名声値を上げる敵も変化がないし、ムダにワープさせて時間はかけさせるし、そのくせストーリーは全く語られず、とにかくゲームを続けさせるモチベーションが上がらないシステムである。
また、横スクロール面でのバカ高い敵の攻撃力といい、バランス面においてもクリアできないとは言わないが、難易度は高い、といわざるを得ない。
この素材から、あの完成度のゲームブックを作り上げた筆者は尊敬に値する。世界設定をファミコンROMの時代からずっと後の時代にして、原作のストーリーはバッサリと切り捨ててしまい、未来世界ファンタジーという自由な世界設定で物語を書いたことが成功の原因だろうか。
このゲームのいいところは?と聞かれて、耳に残るBGMと、やたら記憶に残る「初心の家」くらいしか思いつかないんだが、まぁ私は決してクソゲー好きというわけではなく、レトロゲームを懐かしむのが好きなだけ、ということで・・・・〆
名声を上げるためにギルドで試合をして勝たなければいけないのですが、なかなか勝てずに苦労したり。
あと「初心の家」だけはいまだに許せません!
それとクレイブさんはゲームブックがお好きのようですが自分も昔集めてました。
不完全な状態のもあわせたら全部で40冊くらいあるかな。「ジャーヴァス」のも持ってます。主人公の名前はロイでしたね。
「少年魔術師インディ」シリーズも3冊持ってますよ。
のですけど、横スクロールになると突然難易度が上
がりますね。
ここにもゲームブックを知る人がいるとは・・・。
ただ、私は青の背表紙の双葉社冒険ゲームブックと、
灰色の背表紙のケイブンシャアドベンチャーヒーロー
ブックスがメインでしたので、コアなゲームブッカー
がよく言う、白いFFシリーズやブレナン系は逆に苦手でした。
インディシリーズを知っているなら、ファミコンへの逆移植の話について、ということで、ちょっとリンクを貼ってみます。すでに知ってたらごめんなさいで・・・・では。
http://www.ne.jp/asahi/oroti/famicom/mab08.html
女好きに目を瞑れば、結構紳士的で良い奴なフロギスターはよく覚えています
ただ、どっかの神殿の謎解き…「朝に眠り夜に目覚める」でしたっけか、あれは未だに
正しい答えが分かりませんけど…
すみません、後は、ようこそ。
フロギスターはいい味出してますね。
龍の上での決闘とか、格好良いです。
さて、えーと、神殿の謎掛けですね。
私の中では、確か「ほし」だったような気がします。
相当昔なので、あまりよく覚えていませんが。