「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
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【介護】それは幻覚かそれともホンモノの生首か?!

2011-09-10 | ●介護録(~2015.2月)

幻視、幻覚の類というのは、どんな風に見えているのか?
一度よく聞いてみたいものだけど、ビゴ母には聞いても無駄というもの。
時に、もしやお化けさんがいらしてるの?…と思うこともしばしば。

母の通う小規模多機能の管理者が、その昔、実習に行き初の夜勤だった日
入居者のおばあさんが夜中に叫んだ
急ぎ駆けつけたら
「しっ、しっ、あっち行け」…と布団の上を手で払っている
「何かいるの?」と聞くと
「首!」と…………

なーんか、布団の上に首が載っていたらしい。

その話を聞いた時、私の頭中では、落ち武者の生首の映像が…………。

実習生だった管理者が職員に、こういうことよくあるんですか?と尋ねたら「イヤ、初めてだ」と。

……と聞いてしまうとそれは幻覚ではなくマジで生首の霊が出たのでは?…と思いたくなる。

うちの母もなにやら見えないモノを見ている。
最初の頃、夜に、「あそこにへんなオジサンがいる」なとどいわれた時には鳥肌がたったけど
今では慣れっこ。

例えば
「隣のアパートの二階の屋根に黒い男の人がいる」…真っ黒い男だったらしい

「そこの男の子にご飯あげなくていいの?」…私の前に二度流産している母なので、子供が出てくるとなんとなく流産した子の霊?なんて感じてしまう私。

「戸棚の中に小さいオジサンがいる」…妖精か?その妖精オジサンは「こんな顔している」と母は口を指で真横に思いっきり広げていた。(どんな妖精だよ?!)

「そこに女の子がいるでしょ?」「私見えないんだよね」「えっーみえないの…」
「なんて名前の子?」と聞くと本人に聞いているのか、考えているのか、少しの間のあと
「天使ちゃん」と答えた母……ホントに天使だったりして!

天井に視線を向け、その視線が右から左に流れると同時に「気をつけて~~」……やはり何かが去っていたに違いない!?

徘徊から戻った夕暮れ時。二階に住んでいた頃。
階段を上がりきって真っ直ぐに奥の我が家へ、鍵をあけて入ろうとした瞬間
母は、クルッと振り返り、ご丁寧に頭をさげて「お先に失礼します」とご挨拶。
「えっ……誰かいるの?」ときくと
「いるでしょそこに。男の方が二人」
あの~~~~その方達は、徘徊からここに戻るまでずっーーーと私達の後を着いて歩いてたんですかい?
コワイです。
背中が寒かったです。
男性二人のシルエットが見えるような錯覚に陥った私でした。

以前、テレビで幻覚が見える脳のメカニズムの解説を聞いたことがあった。
聞いた時は、「なるほど」と思ったのだけど、難しかったのか、説明出来るほどの記憶がない。

まあ、なんにしろ、うちの母の場合、何かが見えても怖がったり怒ったりしないで楽しそうなんで
まっ、いいか…と、思ってる。