「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
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穏やかさと進行

2007-10-10 | ●介護録(~2015.2月)
昨日の朝、母が薬を(錠剤)飲み込まないで、かじっていた。

最近はこっちの言うことを受け入れて素直に飲むけれど、手のひらの薬を見ながら
「これ、飲むの?」とか、「二つでいいの?」とか、心許ない発言をするので、
「このまま口に入れて……お水飲んで…ゴクンとして」
などと、声かけしているのだけど、ついにかじってしまった。
(幸い、昨日の夜はそんなことはなく飲んだけど…)

それで、数年前、母が介護認定を受けた頃にみたNHKの番組で、薬を飲めなくなったオトーサンのために、娘さんがすりつぶしてペースト状にしていたのを思い出した。私もそのうち、そんなことするのかな?

そのオトーサン、とにかく穏やかで、終始ニコニコ。デイサービスも大好きで、なんの抵抗もなく嬉しそうに出かけていた。
こちらの言うことを何でも素直に受け入れているオトーサンに、
「いいな~、母とは全然違う。こんなに穏やかだったら、介護はどんなに楽だろう」と、認知症に関して大した知識もない私は単純にそう思ってしまった。
なにしろ、当時の母は、徘徊する、デイは拒否、薬は飲んでくれない、お風呂には入らない……とナイナイづくし。

でも、今なら分かる。
そのニコニコも、穏やかさも、こっちのコントロールのききやすさも、1段階進行の階段を上がったからだって…。
そして、母が確実に、そちらに向かって進んでいることも。

私の想像よりずっとゆっくりな進行。
マニュアルにあるような経過をたどって寝たきりになるのか、その道筋はワカラナイ。
言葉も発せず寝たきり……そんな状態になるまで、どれくらいの時間があるの?
それが早く来るのは悲しい
けど、あまりに先でも………………。

◆追記
こんな記事を書いたモノの、今日の母、着替えない、薬飲まない、のナイナイづくしで、機嫌悪いし、頑固だし……なんなんだよ!って感じであります。
わかりません…認知症って。