a desperate tutu maker

2009-02-16 | Weblog
毎日夜明け前には必ず激しい雨が降る、地域によってはヒョウが降ったというサンフランシスコ。

コスチュームパレードなどという名目の舞台上での衣装の最終チェックが行われた。
出番順にそれぞれの衣装をつけデザイナーとダイレクターからの審判を待つという主旨だが
本番一週間前になってすでにできあがっている衣装の大掛かりな修正は制作者にとってはかなりの圧力になるというもの、
まして40人分のコールド バレエと6人分のオデット オディールの衣装の変更となると身体共にまいってしまう。

一幕では他人の作った衣装を批判的な目で見ながら心の片隅にこのバレエの行方は"disaster"に向かっているのではという思いがよぎる。
二幕に入りいよいよオデットと白鳥達が現れた、
オデットは予想していたように合格点だったもののボディーラインを強調させるデザインが欠けているため変化に乏しい単調な衣装の仕上がりだ。
作っている時からあまりのシンプルさが気がかりだった白鳥達はやはりどこかにデコレーションが必要だという判断となり軽く40着分が舞い込んでくる。

公式の制作費$3ミリオンだといわれている新スワンレイクはほとんどが寄付金でまかなわれているという、失敗は出来ないはずだが。



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2 コメント

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大忙しですね (ladyinjp)
2009-02-17 09:40:35
なかなか大変なお仕事ですね。
本番まであと一週間なのに、40着の手直しとは。
何もできませんが、遠くから応援しています。
yoshiさんの名を上げるチャンスでもありますし、
頑張ってくださいね。
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Unknown (Yoshi)
2009-02-17 23:01:36
Ladyinjpさんおはようございます
40着となると一つにかかる時間をまず割り出し心の準備をしお茶を飲んでから気を落ちつけ取り組みます。

アシスタントと二人でやれば30時間分の仕事量もまかなえるものです。


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