1 ドル紙幣

2011-10-21 | Weblog

 

 

 

 

 

 

 

週末に向かって海日和な天気になるそうです。

ソウサリートからホテルに帰ってきたと同時に揺れた地震に驚かされました、この日は二度の地震があったそうです。

サンフランシスコに大きな地震がきてもおかしくないと話しあっていたあとだけに気がかりです。

 

アメリカでは1ドル札がどのくらい出回っているのだろう。

和紙のように柔らかくなって今にも破れそうなものや最近印刷されたものまでいろいろな紙質のものに遭遇します。

この1ドル札をいつも持ち歩いていないと結構不便なことに気がついたのです。

バスに乗るにはこの1ドル札が二枚ないと乗ることができません、

前の晩にチップで使いはたしたりすると乗車拒否されることもあり近くのカフェを見つけて何かをオーダーするしかないのです。

日本で言う昔の100円札のようなものなのにコインに代えることはないのでしょうか。

ジャラジャラコインを持ち歩くことはアメリカ人に慣れ親しむことは難しいかもしれません。

なれてくるとこの札文化もいいものです。

 

 

 

 

            

 

 

 

 

 


自転車屋の犬

2011-10-21 | Weblog

 

 

 

 

 

 

 

長く厳しい三日間の仮縫いが終わり次に始まる重労働まで三日程の休暇です。

車を借りて遠出も考えたのですが事故を起こして無駄にするのもばかげているので

ソウサリートというフィッシャマンズヲーフから対岸に見える斜面に沿った街をフェリーに乗って訪ねることにしました。

サンフランシスコの上空は雲に覆われていたのにこの街の上だけ青空がぽかんと開いています。

到着する頃には雲に覆われてしまうだろうとした予想は良い方に向かい気持ちの良い青空な暖かさでした。

結果的にはこの青空がサンフランシスコ方面まで広がっていったようです。

街のメインストリートにはまったく興味のない新しい商品ばかりの土産物屋とでもいうような店ばかりでたいした魅力のある街ではありません。

そんななか街のはずれに珍しい木製フレイムの自転車屋さんがありました。

木製自転車も興味があったのですがそこにいた二匹の犬にも目が奪われていたのです。

 

二匹とも大きなプードルで一匹は普通に元気な若い犬、もう片方は手押し車に乗っている程老いた犬。

木製自転車を見ているほんの数分の間に涙があふれてくるような出来事が起こったのです。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうやら自転車屋の主人の奥さんはこの老犬を少し歩かせてやろうと思ったのでしょう手押し車から犬をおろしリードにつなぎ店の前を一往復させていたのです。

その歩き方はまさに足の長い老人の歩き方と同じあわれなものでした。

背後で何かバタンとした音に振り向くとその老犬は横たわっていました。

疲れてしまって横たわっているのだろうと思いながらもその状況を見ているとその犬は一度頭を軽く上げただけでその後ぴったりと動かなくなってしまいました。

女主人は愛犬の死を察したのか犬の横にしばらく添い寝をしなでてあげたあと動かなくなった老犬を抱き上げ店の中に消えていきました。

状況から見ても何の手助けもできず涙があふれ出てくるばかりでした。

愛情がいっぱいな環境で生きてきた犬だったろうし最後の歩きもできたし秋のきれいな青空の下で絶命でき幸せな生涯だったのでしょう。