晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

『2010年度予算案』の閣議決定と <公約変更>を謝罪した鳩山首相の胸中

2009-12-26 07:53:01 | 政治と社会
▶鳩山首相 「理念貫けた」と自賛…新政権初の当初予算(毎日見出し)

>鳩山由紀夫首相は25日、首相官邸で記者会見した。新政権初の当初予算を「命を守る予算」と名付け、衆院選マニフェストで掲げた「『コンクリートから人へ』の理念を貫けた」と強調した。「(衆院の任期の)4年間に消費税の増税を考えることは決してない」とも述べ、改めて消費税率引き上げを否定した。

>財政規律を守るぎりぎりの線を確保できた。無駄を省く中で必要な予算を組んだので、バラマキ批判は当たらない。

>一方でマニフェストの工程表に触れて「当然何らかの修正が必要になる」と述べ、参院選マニフェストを策定する際に整合性を図る意向を示した。
【毎日新聞】


そもそも、次年度予算は、毎年8月には<概算>が財務省で出来上がっていなければならない。

つまり、民主党新政権としても、あの自民公明<麻生政権>下で、既に<93兆余円>なる大枠は決まっていた訳である。

そこから始まって、民主党公約である<政治主導>での予算決定の為のプロセスを開始しなければならなかった訳だ。


当然、一般会計の税収額は38兆円を下回る事も、予め織り込み済み。
国債発行額も、否応無く<既定路線>のごとき状態であった。


>税収は09年度当初予算比18.9%減の37兆3960億円と、当初見積もりとしては1985年度以来25年ぶりに40兆円を割り込んだ。中でも法人税は景気低迷で4割超も減少する見通しだ。政府は「約44兆円」の国債発行抑制目標を堅持。歳入不足は10兆円余りの税外収入で賄う方針だが、09年度補正後に続く2年連続の税収40兆円割れで、綱渡りの財政運営が続く。
【時事通信】


つまり、あのまま<自民公明政権>が存続していたとしても、基本的に表面上での<予算額>は、ほとんど変わりなかった訳である。

>新規国債の発行額は過去最悪の44兆3030億円と当初予算段階では戦後初めて国債発行額が税収を上回った。公約を優先して借金に依存する体質が鮮明になった。
【読売新聞】

これも、想定内の事柄。


しかるに、社会保障費が9・8%増の27兆2686億円となり、一般歳出に占める比率は初めて50%を超えた。
文教・科学振興費も5・2%増の5兆5860億円と大幅に伸びた。
地方の財源不足を補う地方交付税交付金等は5・5%増の17兆4777億円、国債の元利払いに充てる国債費が2・0%増の20兆6491億円だった。

これら、<社会構造>と<国民生活>とを支える支出の増額を持ってしても、<旧政権>が策定したであろう予算案と同程度の額で押さえた、という事は<大変>な作業であったはずである。


>歳入は、税収が約37兆3960億円にとどまり、当初予算としては1985年度以来25年ぶりに40兆円を割り込む。
【読売新聞】


一体こんな国にしたのは誰なんだ。



>新規国債発行額は「約44兆円以内」の目標をほぼ達成したものの、09年度当初予算(約33兆円)の水準は大きく上まわる。10年度予算は歳入の48・0%を借金でまかなう計算だ。

>借金だけでは足りず、特別会計の積立金の取り崩しや公益法人の基金返納などの「埋蔵金」を含む税外収入は10兆6002億円と初めて10兆円を突破した。財政投融資特別会計で積立金の残高(約3・4兆円)をすべて取り崩したほか、10年度に見込まれる外国為替資金特別会計の剰余金の一部を「先食い」する形で繰り入れた。
【読売】


実際<埋蔵金>などの回収は、もっと厳しく厳格に行って欲しかったが、政権交代からわずか100日での予算案確定の時間的制約の中にあって、これ以上は望めない事かも知れない。



>仕分けでは、予算要求する官庁からも「たった1時間の議論で、感覚的に削られても困る。仕分け人は、評価シートの選択肢の中から結論を選んでいたようだが、そのシート自体が公開されていない」(省庁幹部)との不満も噴出した。

>仙谷由人行政刷新担当相は来年度、独立行政法人や公益法人についても事業仕分けを導入する考えだ。そのためには、厳密な基準作りをはじめ、今回の教訓を生かした検証が必要だ。
【産経新聞】



要するに、官僚の頭の中で<政権交代>の切り替えが進んでいない現状で、いかに<民主党の理念>を押し進めて行けるか、が次年度への課題である。


ところで、<石油暫定税率>の実質的維持、その他<マニフェスト>を守れなかった事柄が生じた事に対して、鳩山総理は謙虚な姿勢で謝罪した。

この事も含めて今回の予算案に対し、各マスコミは(例によって)よってたかっての<懐疑的>論調に終始している。

いまだ且つて、<政権公約>を守れなかった(守らなかった)自民党政府の総理大臣が<謝罪>した事などあったのだろうか?皆無に等しいはずである。

ほんの一部に過ぎないにしろ<事業仕分け>の公開などによる、予算成立の行程の<透明化>につとめた事にくわえ、最終確定の段階での<財務省>の参入の排除など、政権交代前から民主党が主張していた、<政治主導>と<官僚支配の排除>の哲学は、少しずつとは言え立派に生かされていると、言えるのではないか。

惜しむらくは、<前政権>の残した<負の置き土産>が、あまりにもヒドすぎた。

野党自民党の、「消費税引き揚げに言及しないのは無責任」という批判こそ、あの政権が日本をここまでの酷い状態い陥らせた発想、そのものでる。

官僚のお手盛りの<ムダだらけ>の予算案を、無批判に確定し、各議員センセイ方の利益誘導による<土建政治>のムダを加えて、毎年積み上げて来た<財政赤字>を、手がつけられなくなると<増税>でまかなって来た。

ムダの排除、などと言う発想すらなかった。

そんな人達に、何の権利が有って<批判>などが出来るのか。

恥を知りなさい。

もっとも<野党>と言うのは政権批判する事は存在意義、という言い方で言えば、自民党もすっかり<野党>ズレして来た証拠でもあろうか。。。


ただ、聞き及ぶ所では、<特別会計>の余剰金や、各<特殊法人>の基金、及び積立金などは50~60兆円に及ぶと言われている。

勿論<埋蔵金>は一度使ってしまえば、次は無い物である事は承知の上としても、官僚による<税金の私的な>退蔵は、見逃す事は出来ない程の異常な金額である。

これらを徹底的に吐き出させる事が、これからの民主党政権に期待される事であろう。

それらの、ムダに溜め込まれている大金を使って、財政バランスを少しでも健全化に向けた方向付けを行いつつ、自民公明政権の残した<借金まみれ>の日本の財政を、少しでも健全な物に近づけ、大企業だけが潤う社会では無く、国民が安心して生活を営める社会の実現に、努めて欲しい。

その為であれば、国民は4年間くらい我慢出来る筈だ。


その為であれば、鳩山さんの<献金疑惑>なんぞ、ヘでもない。

誰もソンをしておらず、誰も利益誘導しておらず、何の賄賂性も無い、という時点で、これまでの<自民公明政権>のやって来た<ゴマカシ>事とは、次元が違う筈だ。

相続申告のもれは、指摘があってから訂正を行えば良い事、は法的に認められている。

安倍サンも、小渕サンも、同じ事してたでしょ。


<剛腕小沢>幹事長の<西松献金問題>も、自民党時代であれば<記載変更>の事務処理で済んでいた事だ。

何人の<自民党代議士>が、後からの<記載訂正>をやって来た事か。

それより、『西松建設』にドップリ浸かって<利益誘導>していた、ニカイさんの方が<罪>は遥かに重い事、高々200万円のパー券購入による不正、なんて次元じゃ済まない事は、自民党内部ではご存知の筈です。


両者とも、あまりに金額が大きいから、我々庶民はビックリするが、これまで行われて来た事と比べてみれば、マスコミは騒ぎ過ぎ。

国民の考え方を、<意識的に>誘導しているとしか、思えない。

ヤッパリ、角栄の時の様に<C.I.A.>の工作なのかしらん?


早く<ウミ>を出し切って、本当の<政権交代>の利益を、享受したいものです。

その前に、鳩山さんが<嫌になって>止めてしまう、なんて事にならない様に願うのみ。


そして、一部の<せっかちな>国民が、マスコミに<洗脳>されて、せっかくの<平成維新>を潰してしまう様な事に、ならない様にしなければ。

四年間は待ちましょう、
それでもダメだったら、次の<総選挙>でまた替えれば良い。


でも、受け皿は??


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