北総の小江戸・佐原の町めぐり
千葉県香取市にある真言宗豊山派の寺院です。1641(寛永18)年創建と伝わりますが、境内には室町時代、永禄年間の板碑があります。収蔵庫には、欅の
一木造での国指定文化財の十一面観音立像が安置されています。水郷を一望できる諏訪の高台にあり、境内の一部は佐原公園となっています。
初春には桜の花が咲き乱れ、お花見の名所ともなっています。
天正11年(1583)7月開創と伝えられるが、現在の本堂伽藍は七間四面・1000坪で享保元年(1716)より五年の歳月を要し建立された。
墓域内には佐原開拓者の一人、小井戸貞恒・儒者葛井文哉・侠客佐原の喜三郎こと本郷喜三郎・昌平讐に学び神童と言われた渡辺徳蔵らの墓碑および
墓石がある。梵鐘は本堂裏手の山腹の鐘楼にかかっており、作者は芸術院会員で、文化勲章を受賞された鋳金家・香取秀真氏と令息正彦氏である。