草食系日本人が思うこと

あの、実はベジタリアンなので草食系と…、適当すぎてスイマセン。でもほら草食恐竜でも強いヤツいたでしょ? トリケラ…

怒りと恨みとスピリチュアリズム

2008年05月11日 03時39分05秒 | スピる
スピリチュアリズムによって知り合った人より問いかけがありました。確かにスピ的な理想の生き方と、フリーチベット運動は矛盾するところがあります。そこを指摘されるのはまったくもって当然です。私も毎日のようにその矛盾と向き合って混乱をしています。このブログはその問いかけをくださった方への返信としても書きます。



ポイントは【怒り】と【恨み】、ですかねぇ…。あなた様のおっしゃる通りです。

チベットの歴史や中国との関係を知れば知るほど、彼らが受ける悲劇と忍耐に共感し【怒り】と【恨み】がごっちゃになった感情が起きます。これが大変苦しい。3/10ラサ動乱以来、この苦しさのはけ口として中国共産党への憎悪を膨らまし続けました。大体、フリチベ運動に入る人たちは同じ思いをなさっているはずです。

でもそれはちょっと違うんですよね。だって私たちはチベット人ではありません。共感は体験に似てますがやはり違いますし、結局私たちの国は安全です。本質的な立場が違います。ですから、少なくとも【恨み】は違うな、と思ったのです。共感して【恨む】のは、ちょっとインチキですよね。短絡的とも言える。

ですが【怒り】は必要だと思うのです。明らかなる悪行に対して何もしないのが正しいとは思えない。日本人の立場でも、悪に対して【怒り】を持って闘うのは正当な行動だと思います。もちろん例によって例の【動機】が重要です。

私はスピリチュアリズムとは【動機】【行動】【滅私】の3点セットだと思ってます。この3点セットと照らし合わせて、自分は間違ってないと思える時だけ自信を持ってその道を行こうと思ってます。したがって、フリーチベット運動は正しいと思って行動できます。もちろん【恨み】ではなく【怒り】だけを意識して、です。


しかしですね、それすらも超えなさいという声も聞こえます。

私が以前、フリーチベットをスピ的側面でとらえる、というブログを書いた時に一番言いたかったことでもあります。

チベット人女性でアマ・アデという人がいます。この方は26歳頃に中国への抵抗運動に加わったことで逮捕され、以来27年間も獄中生活と強制労働に耐えて、インドに亡命するまで生き地獄を味わった方です。そりゃもう、ありとあらゆる拷問も受けたでしょう。しかし、その方が以下のように言ってます。

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私たち皆、世界の命あるものは全て、幸福を皆願っています。やはり、1番大切なことは一生懸命勉強して、優しい思いやりのある人間になること。例えば、ここに可哀相な人がいて急に倒れた場合、すぐに駆け寄って助ける人 ―自然にそれができる人― になることが何よりも尊いことです。

私も27年以上苦しんで得た結果とは、苦しんでいる時に助けてくれるということは、非常に有り難いことです。そのような人間になれば、必ずこの世に平和が来るし、自分の心にも平和が来ます。

私も昔は中国人が嫌いでした。しかし、ダライ・ラマ法王の教えで、目が開きました。今では、私は中国を嫌ったり、敵意を持っていません。今、私が訴えていることは、中国共産主義のやり方は良くないということです。中国人も人間なのです。中国人のための平和も祈っています。例えば、今ここで私に1番ひどく拷問した当事者を連れてきて「殺しなさい」と言われたとしても、私には殺せません。なぜならダライ・ラマ法王の教えがあるからです。

平和で優しい人間になるためには学問が大切となります。そして安定した国家ができてくるのです。

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この段階まで到達できてこそ、神の求める修行の成果と言えるのでしょう。私は正直恥ずかしいのですが、まだまだそこまでは到達できてません。せめて上で言った【動機】【行動】【滅私】の3点セットを信じて、自分を戒めながら、前に進んだり後ろに下がったり立ち止まったりしながら、私にできることをしたいと思います。なんとなく、このフリチベ運動は私に合っているように感じているのです。

多くのスピリチュアリストからは批判されそうな気がしますが、私は私なりに世界と人に貢献できる手段を見つけたいと思います。人それぞれ得意分野があると思うので、あなた様は自分の見つけた道を大切に進んでくださいね。スピの目的はみんな同じ、世間の人の役に立って、自分の修行とすることですから。



追伸

@freetibetネーム運動に参加してくれて、ありがとうございます。とても嬉しいです。しかし、本来すべきご自分の活動があるはずですので、まずはそちらを大切にしてください。ネームを変えてくれただけで、十分にフリチベ活動ですから。心から感謝いたします。

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2 コメント

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よろしく (くーく@Free Tibet!)
2008-05-11 21:46:38
kkさんのお蔭で「Free Tibet!」に興味を持つようになったことを大変感謝しています、ありがとうございます。
kkさんの5月6日の日記にありますよう、チベットについて知っていくことから始めたいと思います。
「怒り」が「光り」とともにあることを信じています。
「怒り」の中にも神は宿っています。

初心者ですが、どうかよろしくお導きください。
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Re : よろしく (くーく@Free Tibet!) (ベジスピエコ)
2008-05-12 11:35:07
ただただ、ありがとうございます。

チベットの問題は、過去に起きたこと、そして過去から現在まで、そして今なお継続し続ける惨劇を知ってもらうことからしか始まりません。知った後、多くの人は自分でできるスタイルで行動を始めています。それがフリーチベット運動のすべてです。スタイルフリーなのです。

私のモノサシは今でもシルバーバーチの霊訓です。目指す方向は光の見える方向です。今でも光に向かっているつもりです。
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