くさぶえの道

身辺雑記 思い出の記

日本のコンビニ

2016-03-21 17:46:28 | 参加する
Ipadの具合が悪いので近くのPCデポ―に持っていくことにした。 ついでにノートパソコンも内部清掃の為一緒にカートに入れて運んだ。長時間待った揚句Ipadの方は初期化せねばならず、全部終えるのはあと二時間先になると言う事になった。夫には一人で食堂に行くように連絡して、家に帰らず店で待つことに決めた。

近くに食事をとれるような店は全然ないし、足が心配であまり歩きたくないので困ったが、来る途中のコンビニが最近店を広げてイートインコーナーができているのを見てきたばかり。時間はたっぷりあるし、5,6分歩いて戻ってみることにした。

行ってみると店の前に幾つかテーブルと椅子が並べられ、まだ少し寒いので利用者の姿はなかったが、中に入ると広くなった分だけ簡単ながら明るいイートインスペースになっていて、二、三人が食事をとっていた。成程これは便利、文字通りのコンビニになっている。

陳列商品も特に食品の種類は多くて選びきれないほど、大分迷ってやっと3袋のお惣菜とおにぎり(期間限定で100円均一の初日だった!)2個買って、ゆったり部屋の真ん中に席をとり、買ったばかりのおにぎり一個とお惣菜の一袋、それに持参の冷茶だけで昼食を済ましたが、両方共充分美味しかった。それで2時間後の帰りにまた立ち寄って、目をつけていた冷蔵と冷凍食品を買い足して帰った。見物ついでにお手洗いも利用してみたが、新しいこともあって結構立派なものだった。便座がちょっと暖か過ぎたが。

テレビとかネット上で、来日する外国人の間でも日本のコンビニの評判の良さが頻繁に取り上げられるのを見るようになったが、確かに評判に違わない事がよく分かった。初期の頃のコンビニは駅のキオスク程度だったのがあれよあれよと言う間に品揃えが豊富になって、プリント設備が備わり、劇場などのチケットの購入、公共の支払い、宅配、キャッシュサービスまで出来るようになるともはや軽視できない存在になって、その頃には私のような家庭の主婦でもだんだんと利用するようになった。でも食品を買うことはあまりなかったのが、語学校のアメリカ人教師にコンビニのおにぎりが美味しいことを教えられて初めて判ったのだから面白い。彼が昆布佃煮入りが一番好きと言ったのにも驚いた。自国にコンビニはあっても日本ほど多機能に充実しているようなものではないらしい。特に短期間滞在する人にとっては近くにコンビニが一軒あればすべて日常が事足りるようだ。飲食品も豊富でお弁当、菓子類がどれも清潔で美味しい上に、値段も手頃と手放しだ。だから日本での仕事を終えて帰国する際一番名残惜しいのは「コンビニとウォッシュレットと別れること」だそうな。

コンビニがこれほどの進化を遂げたのは、多分日本人の細部にこだわり、便利さを追求する性分に由るもので、これもその集大成の一つと言えるのではないか。ウォッシュレットも同じ。

失敗続き

2016-03-17 17:50:27 | 参加する
デパートの売り出し案内が来たので久しぶりに出かけた。まず駅の改札で老人パスを出したつもりが、自宅のカードキーだった。これは前に何度かやったことがある。目的の駅に着くと、時々通う医院に近い方であって、デパート側と反対の改札に出てしまい、大回りをするはめになった。でもこれは却って運動になる、と自分に言い訳しながらトボトボ歩いた。

デパートに着くと目的の4階食器売り場に直行。まず人だかりのする方か、それらしきショーケースを探したが、普段通りのんびり閑散として売出しらしい雰囲気は何処にもない。店員に訊いてみると、売り出しは明日からだと言われて愕然。単なる日付の見誤りとか勘違いならまだ許せるが、ショックだったのは、そもそも前日からカレンダーをしっかり確かめながら曜日を間違えていたことだ。

気を取り直し、折角来たのだからと食品売り場を見て歩いている途中、ポイントカードがないことに気が付いた。いつもカードケースにはいっているはずのもの。他のカードは全部あるのによりによってそれだけが。何処に忘れてきたのかさっぱり思い出せない。それで買い物はほんの少しに留め、意気消沈、帰途に着いた。帰りつくまでに何かもう一つ失敗があったのだが、それは思い出せない。

かくの如く最近の物忘れがあまりひどいので、かかりつけのクリニックで時々相談しているのだが、先生が「まだ大丈夫」とあまり取り合ってもらえないのを良いことに、四度目の《物忘れ外来》受診を先延ばししていた。でも今日ばかりは絶対急がねばと決心した。《物忘れ外来》は五年置きに既に三回訪れ、精密検査を受けているのだが、今までは全く'問題なし’だったのが不思議に思える位だったので、一度先生にその事を質問してみたことがある。すると「それは物忘れではなく、注意力散漫のせいです。」といみじくも喝破されて、深く納得したのだった。

確かにこの日の失敗の前半は注意力欠如によるものと思われるけれど、後の方は物忘れそのものに違いない。これからはこんな事がますます増えていくのだろうが、せめて注意力だけは努力して保っていきたいものだ。