バリエーション山行同人

藪岩、沢等を中心としたバリエーションルートを中心とした山行を志向しています。

西丹沢 世附川 山伏沢(下降)、樅ノ木沢(遡行)(2018.8.18)

2018-08-22 00:23:25 | 

昨年遡行した山伏沢のナメの美しさと水流の清冽さが忘れられず、その周辺のナメ中心の沢と組み合わせることにした。

例によって、山伏トンネルの脇道奥に車を残し、山伏峠を越えて、甲相国境尾根を東進する。

▼水ノ木分岐の小ピークから南下する枝尾根を下る。

 

▼藪をかき分け、鞍部に有った赤リボン辺りから沢に降りる。

 

▼足元の不安定な斜面を降り、V字谷に降りるとすぐに水流が現れた。

 

▼人の手によって造形されたかのような順層のナメ

 

山伏沢から金山沢に入り、左岸にあるはずの林道入口を見落とし、水流に沿って下り続ける。初めて見る石積みの堰堤を越えて進むと、コンクリートの堰堤に出てしまった。ここでようやく左岸の林道のことを思い出し、左側の崖斜面を強引に登ったら、あっけなく林道に出て、そこから程なく樅ノ木沢橋に到着した。

▼樅ノ木沢橋から樅ノ木沢の流れを見下ろす。

 

▼樅ノ木沢に入渓して最初の滝

 

しばらく、ゴーロが続く。入渓が遅くなったこともあり、水流に拘らず、極力、河原を短絡して進む。
程なくしてゴルジュ状に谷が狭まってきた。

 

▼小さなチョックストーンのある滝。ハングしていて難しそうだったので左岸を高巻いた。

 

▼巻き道はやや際どい箇所もあったが、途中の樹木を支点にして、下降した。

 

▼その次の滝は樋状でスタンスに不安があったので、左側の巨石の割れ目から超えた。

 

▼「ミニ両門の滝」とガイド本に称される滝。写真は「左門」だが、「右門」(写真には無い)は貧弱で、例えが大袈裟な感じ。

 

▼「ミニ両門の滝」の上部もナメが続く。

 

▼距離は短いが、急峻で足場の悪い、薄い藪の詰めを上がると、樅ノ木沢の頭の左肩に出た。辿りし詰めを見下ろす。

 

▼東海自然歩道に飛び出し、緩やかな稜線を西進して山伏トンネルに戻る。

 

今回、山行開始が朝9時とやや遅くなってしまった上に、山伏沢の下降で意外に時間を消費し、樅ノ木沢の遡行を開始したのが、12時になってしまった。その後は、少し順調に進んだが、稜線に出たのが16時となってしまった。要鍛錬!

西丹沢の最奥エリアの沢だけあって、水も澄んで綺麗で、臭いもほとんど無い。先日の奥多摩とは大違いだった。


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