晴れた日は庭仕事!

目指せペレニアル&ローズガーデン!
なみちゃんの庭造り

豪の庭を夢見て ~ロックガーデン編~

2014年08月31日 | 庭の風景

プロローグの画像で大きなヤマモモのあった辺りは
車の出入り時の見通しを考えて板塀を少し奥に設置。
手前のスペースをロックガーデンにしようと
考えました。


更地からブロックを積んで、かなり土面を上げているのですが
ブロック積み、コンクリート工事、板塀設置までの画像が
なぜか消失! が~~~んです。

なので、もう枠が出来上がった状態から…
ある程度のところまでは、赤土を入れてもらいました。
板塀はオリーブグリーン、ブロックは珪藻土塗りです。
ちゃんと測ったわけではありませんが
広さはたぶん1坪弱ってとこかな~ 
ちょっと変形です。


使う石です。
大人の頭くらいの大きさから
もう少し小さいものまで計8個
ボコボコと穴だらけなのに意外と重い
その他、足りない分は庭に余っていたのを
使いました。


土を足し、石を並べてみたところ
地面の色が違うのは、場所によって
培養土の種類を変えているから。
もとの赤土全体に無肥料で水はけのいい
培養土を混ぜ込み、更に部分的に別な培養土を
混ぜたり、入れ替えたりしてます。
その理由は…


まったく陽射しを遮るものがないので
過酷な暑さに耐えられることがここの条件。
その条件にあう植物ということで
オーストラリアや南アフリカが原産の植物を
骨格に選ぶことにしました。
メインにミメーテス・クラッカージャックと
バンクシア・バースデイキャンドル

南アフリカもあるのになぜ「豪庭」なのか?
あくまでもノリとイメージということで…
これらの植物についていろいろ相談させてもらっているのが
オーストラリアのネイティブプランツ専門店の豪花舎annexさん
だって「豪」ってついてるけど、南アフリカプランツも
お気に入りのは置いてあるんだも~ん。
専用の培養土、肥料などでもお世話になってます。
りん酸を含まない肥料やすごく水はけを考えた土とか
今まで慣れている植物とは少し趣が異なるオージー達のために
部分的に土を入れ替えてみました。


ポットのまま仮置き
背の高くなるミメーテスを板塀前に
それと三角形を描くようにバンクシアを配置
あとは適当…
フォルムや色で変化を出すために
斑入りのディアネラや
網目模様のヘリオプシス・ローレンシャイン
黒葉はユーフォルビア・ブラックバード
垂れるタイプのグレヴィリアなんかも使います。
銀葉のユーカリも入れたいところだけど
大きくなりすぎるので、代わりに銀葉のカリオプテリスで…
他にはチカラシバ系のグラスを考えていました。


垂れるタイプのグレヴィリア・ガウディチャウディ
赤いブラシみたいな花が咲きます。
蕾もたくさんで、もうすぐ花が楽しめそう


薄暗くなってきたので、仮置きまでで終わらせるはずが
我慢できずに植え込み。
仮置きの時とは、若干ですが石の配置や
植物など変えてました。
華やかさを足したかったので、グラスを抜いて
代わりに派手派手ガイラルディア。
まだ、スカスカですが冬に向かって寒さよけと
ビジュアル度UPのためにバークチップを敷く予定です。
仕上げは、南側(正面)と西側(道路側)の2面に
低めのアイアンフェンスが付く予定。
植物が育つと、またイメージが変わりますが
完成はいつの日か私が満足したとき!

豪の庭を夢見て ~プロローグ~

2014年08月31日 | 庭の風景

かつて…道路際には車庫と物置を兼ねた
古い小屋がありました。


屋根のトタンが錆びて台風で吹き飛ばされそうになり
柱はシロアリでボロボロ。
いまにも倒れそうで、万が一事故でも起きたらと
特に東日本大震災が起きてからは
気が気ではありませんでした


そして植え込みの大きなヤマモモは
道路への視界を塞ぎ、車で出る時は
ハンドルに覆いかぶさるようにしても見通しが悪く
通る車にクラクションを鳴らされることもしばしば

そんなことがあり、2年前とりあえず撤去。
更地のまま放置していましたが
人通りも多く目立つ場所の更地は
敷地内にもかかわらずゴミのポイ捨てや放置自転車、
車のUターン、近所の中学生の遊び場
あろうことか、タクシーを呼びつける場にまで使われ…
もちろん無断で!一応、パイロンも置いてあるんですけどね

何かしなきゃ! いろいろ検討しましたが
やっぱり更地があるなら庭でしょう~
一日中、季節を問わず朝から晩まで陽が当たり
夏は灼熱地獄になる場所
暑さをものともしない植物を骨格に据えた
ナチュラルガーデンを造ろう

今回も清水工業GARDENさんにエクステリア等をお願いし
私にとって初めての何もないところからの
庭造りが始まりました。


猛暑、ひと息

2014年08月23日 | 植物

連日33~34度になる暑さが続いていたので
朝から庭に出て水遣りや草むしりに追われていると
夕方にはもうぐったり
いろいろネタはあったのに、そんなんですっかりPCから
離れてしまってました。


広島の雨を少し引き受けたいくらいに
カラカラだった地面も
昼頃から降り出した雨で少しは潤ったかな?
ホスタは雨がよく似合いますね。


暑い日も一見涼しげに見えるシェードガーデンだけど
7月の木の剪定で枝を払って以降、
強い陽射しが差し込むようになりました。
あまりに枝が繁って、暗く鬱蒼としすぎて
徒長したり育たない植物が多発。
光をいれるべく枝の剪定をしたのですが
今度は急に陽射しを浴びたので、比較的明るさを
好むものまでがびっくりして元気を失くしがちに…

1つ上の画像のホスタもぐったりして
暑そうな顔をすることもあったので
今年、初の試みで
シェードガーデンに日よけを張ることにしました


剪定前の暗めな時に調子の良かった
レンゲショウマやクガイソウはこのとおり…
日陰を好む植物もいろいろあるし、
好む条件はそれぞれで、本来自然では
一緒に生えていないようなものも
庭だから隣あわせていたりして
それなら剪定とか環境条件が変化したら、
そに応じて再度人の手を入れて調整しようと思った訳です。


直射そ遮って明るめに遮光するだけでは
足りないクマガイソウには更にもう1枚
だいぶ暗くなったけど、葉焼けもとまり
このほうが調子はよさそうです


そんなに気を使わなくていい植物は楽でいいです。
生垣のブルンパゴ(ルリマツリ)
寒さには若干弱いけど、枯れることなく毎年咲いてます


でも、強すぎるのは問題
種が飛んでどこからでも芽を出す鉄砲ユリ
花も綺麗で香りもいいのは嬉しいのだけど…

自然の恩恵に任せたり、振り回されたりしながらも
自分のカラーをちょこっと加えられるのが
庭造りの楽しいところですね


トシちゃんの菖蒲

2014年08月10日 | 植物

すっかりブログに載せそびれてしまったけど
6月に青梅の吹上菖蒲園に行ったときのこと…


くっきりとした青空が広がり、汗ばむような陽気。
トンボが飛び交っていたり、小魚が気持ちよさそうに泳ぐ
初夏の水辺が私は大好きなのですが
それに加えてちょっとしたマイブームになっていた菖蒲
暑さも忘れて菖蒲の1つ1つに見入っていたとき


案内してくれたsizukuさんと2人
「宇宙」という名の菖蒲に釘付けになりました。
あ、ちなみにこの画像は「宇宙」ではありませんが…
だって作られたのは江戸時代なのに「宇宙」なんて
なんだか洒落てるな~と…
よく考えれば伊能忠敬とか、江戸時代の測量は
天文学を基本にしているので
不思議なことではないのかもしれませんけど…

このピンクの菖蒲、名前はわからないけど
確か肥後系の品種だったと思います


そんなことを話しているところに
菖蒲園でボランティアをしているおじさんが
「宇宙」についていろいろ解説してくれたのですが…
その博学なこと! また、その方のブログを
たまたまsizukuさんが知っていたことも縁になって
おじさん個人の菖蒲園を見せていただけることになりました。
といっても、時期がズレてしまうので今年はsizukuさんが
覗いてきてくれて、私たちは来年と思っていたのですが…


後日、7月に菖蒲の株分けをするから
欲しかったら取りにおいでと声をかけていただき
しかもレクチャー付きということで何人か誘って
5人で押しかけてしましました。
詳しく教えてもらったのに当日はカメラを忘れてしまった上に
手も泥だらけだったので、残念ながら写真がありません。

この紫の菖蒲は交雑種のとんとん花
野性的なほっそりした姿と愛嬌ある名前が印象的です。


菖蒲園の帰りに立ち寄ったお寺で咲いていたザクロ
朱赤のものはうちにもあるけど
こんな優しい色合いのザクロは初めてみました。
ザクロはトゲが鋭くて嫌いだけど
こんな花なら、もう1本あってもいいな


かつて武士のたしなみだった菖蒲の栽培
菖蒲は売るものではなく、人に差し上げるもの…だそうで
おじさんからもたくさんの品種を分けてもらいました。
そうなると困るのが置き場所。日当たりと腰水栽培のため
水道も近いほうがいいし、ということで
竹やぶの下の空いている場所に清水工業ガーデンさんが
植木の手入れに入った時、コンテナで育てる菖蒲池を
作ってもらいました


反対からみるとこんな感じ
2段になっている下の段はモルタルを練るプラ船を
3個並べておける大きさの菖蒲コンテナ池
上の段は普通のレイズドベッドですが
今はストックしいる植物の夏越しのための仮植えに使ってます。
この場所は竹やぶの手入れ用に空き地にしてますが
いずれは散策できるような庭にするのが夢です。


吹上菖蒲園や浜松花博で購入した菖蒲は
池の縁に地植えして、今はこんな具合
コロカシアやカンナの手前の剣状の葉が
地植えで育てている菖蒲です。
濃いピンクはお盆用に植えてるミソハギです。
おじさん… あ、ご本人は「トシちゃん」と呼んでいいと
おっしゃってくれたのでこれからは、トシちゃんで…
トシちゃん、ご自分で育種までされちゃう実はすごい人でした。
次回の品種は「哀愁でいと」とか「シャワーな気分」
なんてどうでしょう?
ちなみにトシちゃんの作出品種は「雲居の空」。
青空にぽっかり浮かぶ白い雲ということだそうです
ロマンですね~ 来年咲くかな? 楽しみです


トシちゃんとの出会いは私にとっては
衝撃的な嬉しい偶然
ずっとバラ中心のガーデニングだったけど
他へ目をむければ向けるほどに
新しくて深い植物の世界が広がります

最後の画像は菖蒲とはまったく関係のない
池の滝に水苔で張り付けたシュウカイドウで~す。
やっと1つ咲きました。

熱帯の花

2014年08月09日 | 植物

忙しかったり、PCが空いてなかったり
なんとなく後回しにしているうちに
すっかりブログもサボりぐせがついてしまい
このままではいけない!と久しぶりにUPです


重い腰を上げたのはこの花が咲いたから…
原種のハイビスカス。フウリンブッソウゲ(風鈴仏桑華)
私、ブッソウゲは「仏想華」だと思い込んでいたのですが
ブログに載せるため再度調べてみたら「仏桑華」でした。

実は、この花が咲いた昨日、私の祖母が103歳で老衰のため亡くなりまして
お盆も近いし「仏を想う花」がそんな時に咲くなんて…と
感無量だったのですが…
「想」じゃなくて「桑」でした。がっかり…


ちょっと前までフラガールだった
娘のリクエストで買った花プルメリア
咲いた花がらが落ちた後からまた蕾があがってきて
なんだか不思議な花です
花びらが厚くて造花みたいです。


プルメリアと同じキョウチクトウ科の熱帯花木アラマンダ


黄色の他にもサーモンピンクもあります

かつてBBQで箸の代わりに夾竹桃の枝を使った子ども達が
全員中毒死したなんてニュースを知っていらい
なんとなくキョウチクトウ科は避けていたのですが
よく考えてみればジギタリスもスイセンも毒性の強い植物。
知ってることが大事よね~と
今年はプルメリアやアラマンダ導入に踏み切った訳です。


熱帯の…と聞いて、気になっていた植物の1つ
リキニス・ニュージーランドパープル
ヒマとかトウゴマともいいますね。

7月に手に入れたいろんな植物達。
中にはレアものもあったりするのですが
夏の暑い時期、地植えしても根が張るまでの水やりを
忘れて枯らしたり、ポットのままにして弱ってしまうのを防ぐため
大きなコンテナで寄せ植えにして夏を越させることにしました。


大切に育てたかったのがこのバナナみたいな植物
エンセテ・マウレリー バナナと同じバショウ科です。
葉脈や縁が赤いくてくっきりした印象なのが
バナナと違うところ
地植えにするには耐寒性に難ありなので
鉢栽培で冬は家の中へ入れる予定ですが、小さいなポット苗を
いきなり大きな鉢に植えるのは×なので
育つまでリキニスやコリウスをお供にしてます。


リクニスの花です。
大きくなりすぎ、しかも他の植物への日当たりを
阻害するため、下葉を切ってしまったので
なんだか変な姿になってますが今年の目的は種取り。
種での更新が比較的らしいので、来年は苗をつくって
ボーダー花壇のフォーカルポイントに…ムフフ


他にも秋の気候がよくなるまで
仮植えして育てる寄せ植えはいくつかあって
その中で期待大なのがこれです。
グラスのようなラインはニフォフィア・ガルピニー
小型で細葉のトリトマです。
大型のものよりも若干弱いような気がするので
小型のトリトマはいつも仮植えした育ててから地植えにしてます。
となりは斑入りのフジバカマ。バッタの好物なので
バッタが減った頃に地植えにします。
赤い花はガイラルディア・ガリア 超好み!


ガイラルディアの後ろにチラッと見えてるオレンジの花。
ダリアなのですが、この渋い色合いに心奪われ
絶対に枯らしたくないので寄せ植えで夏越し。

まだまだ暑さは続きそうですが
今日は午後から雨の予報
台風の風は困るけど、たっぷり降って地面を潤して欲しいです