Wilhelm-Wilhelm Mk2

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モネ展を観たが・・・

2007-06-10 | Weblog
新国のモネ回顧展を観てきた。モネが一番好きな画家なのだが、こう発言するとモネ以外の画家を知らないようでちょっと嫌だ。昔から大抵のモネ展には出かけていくのだが、今回は相当数が集められているというのと、新しい美術館ということで期待して週末の夜に訪れてみた。モネの絵は素晴らしい。今回もそれは心底感動した。しかし、展示の会場があまりも狭く、展覧会としては粗悪な出来だと感じた。モネをを鑑賞するには、空間が狭すぎるのだ。モネの絵というのは、観るべき立ち位置を選ぶと前々から思っている。筆のタッチを感じないくらい離れてみることで、モネの表現したかった光・奥行き等が感じられてくる。少なくとも接近して観賞する絵ではない。だから、混み合いそうな休日を避けたわけなのだが・・・。狭い展示空間もさることながら、その面積に対して作品数が多すぎる。天井も低くて圧迫感があるし。最初から上野でやれよと言ってしまうと、この新しい美術館の意義そのものが無くなってしまうか。外見は公園のゴミ箱のようだし、相も変わらずガラス張り。日本人はあまり外から見られること、見せつけることを良しとしない民族だと思うのだが。設計は黒川キショウ氏。まあ推して知るべし。

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