Wilhelm-Wilhelm Mk2

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リック

2021-05-27 | Weblog
なんとか月内にリックドム(旧キット)を仕上げることができた。ひと月に二体制作が当初の目標だったが、さすがにきつい。疲れて作業ができない日も多い。
40年前と同じものを再び作る喜び。面白いことに、昔と同じ場所を今回も苦労した(ヒート剣の塗装。黄色はのせにくい)。子供時代の記憶は恐ろしいほどに鮮明である。それにしても、旧キットの醸し出す佇まいはどうしたものか。旧キットはいわゆる「モナカ構造」で、合わせ目消しや塗り分けが大変なのだが、作業工程を考えながら一つ一つ仕上げていくのがパズルのようで楽しい。最近のガンプラは本当に良くできていて、手順通りに作れば、まず間違いなく綺麗に完成する。先に作った右のリックディアス(リニューアルHG)は、ほぼ完璧に塗り分けられており、背中の一部だけ塗装したが、あとは艶消しスプレーを掛けただけである。それだけで惚れ惚れする完成度だ。だが、それは飽くまでもキットの勝利であり、自分の工夫や努力による感動はかなり薄い。また、新しいキットは複雑な関節稼働を実現するために、設定にはないヒンジを追加していたり、小顔かつ脚長なプロポーションへの改造が著しい。旧キットがいまだに再販されたり取引されたりする理由は、LPレコードやフィルムカメラを愛する人が多いのと同じなのかもしれない。
私もネットで安い旧キット(1000円程度)を見つけると、ついつい購入してしまう。なのでますます積みプラが進む。
リックドムだが、塗装は全てファレホの筆塗で行った(これ以外選択肢がない)。足部の紫色には苦労した。地上で初登場したときのドムは赤紫なのだが、ザンジバル内でシャアにリックドムが紹介されるシーンでは、青紫だったのでそちらを採用した。バイオレットと白と青で調色したのだが、塗装時と乾燥時で色合いがまるで違うので、見極めに苦労した。胸は手元にあったIntermediate Blueである。バズーカはもう少し薄いグレーがよかったかもしれない。モノアイはピンクなのだが光る感じを出すために白をかなり多くした。黒はグロスブラック。トップコートは艶消しである。
次はこのどちらかにしようかと考える。ゼータの旧キットは一つも作ったことないから、百式かな。ゼータは最初の放送で全て観たけど、その頃はプラモへの執着がなくなっていたので、プラモは一つも購入しなかった。