Wilhelm-Wilhelm Mk2

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オール電化

2011-03-23 | Weblog
 ここ10年でオール電化の家はは80倍近くになったとか。その電力増加量は原発2基分に匹敵するとか。もしオール電化がここまで普及していなかったら、福島原発が落ちてもここまで節電対策することはなかったのではないだろうか?まあ、煽った東電の自業自得というべきなんだろうが。多くの善良な市民は地球温暖化阻止のため、エコのためにとオール電化を選んだのであろうが、結果的には1つの県(福島県)を破滅に追い込み、自分たちの生活もシャットダウンすることになった。皮肉なことだ。
 そもそも電気というものは他のエネルギーに比べて蓄えるというとが大変難しいのだ。ガソリンや灯油なら入れ替えたり持ち歩いたりすることもできるが、電気は発電所が壊れたらそれっきりだ。やはり住宅には複数のエネルギー供給経路を用意しておくことが肝心だと改めて思った次第。そしてこれからは今は亡き?セルカン元東大助手(博士号剥奪)の研究テーマだった「インフラフリー」(セルカン自身は何も研究してないが)・・つまりインフラに頼らず個々の住宅内でエネルギーを循環完結できるシステムを模索していく必要があるかと思う。ここで登場するのがやはりソーラー発電・・・これから大幅に需要が伸びるだろう。緊急時でも太陽さえ昇れば個々の家で電気がまかなえるというのは素晴らしいことだ。まだまだ低効率で割高だが、高効率で安価なパネルの出現を期待したいところ。
驚いたことに、現在のソーラー発電は停電すると使えないのだとか。笑ってはいけないが、それではなんのために装備しているのか?現在のところソーラー発電の住宅は東京電力の支部発電所でしかないようだ・・・まるでマトリックスの人間発電所みたいだな。機器によっては停電時でも使えるようだが、特殊なコンセントだけにしか通電されず、かなり出力は低いようだ。太陽がしっかり照らした状態でせいぜい冷蔵庫1台を動かし続けられる程度の出力らしい。東京電力の阿漕な商売が一気に露呈した。デンコはもう表に出さないほうがいい。