Wilhelm-Wilhelm Mk2

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新内閣

2009-09-18 | Weblog
 全員投入というか、これ以上持ち駒がないのか・・・でも自民の大臣よりは格段にましに見える。爆弾は極左翼の法相と福島瑞穂、そして私怨でかき回しそうな亀井か・・。前原さんがなぜ国交相?と思ったが、民主上層部は「ダム問題」「高速無料化問題」というブラックマニフェストをぶつけて潰す気なのだろう。乗り越えて力量をアピールできれば再登板への活路は開けるのか?ダム問題は後述するとして、高速無料化は「慎重に・・・」と随分マニフェストの勢いと温度差が出てきたし、子供手当の方も他党(瑞穂!)の担当にしたりしている。結局、財源に自信がないので、グズグズにして先延ばし、フェイドアウトにしてしまう腹づもりなんだろうか?いくら頭のよくない国民でも、この2つだけはしっかり意識している(というかこの2つしか知らない)ので、しっかりやらないと手の平返されるぞ。
 首相周辺のプライベートもどんどん掘り起こされて、きわどい噂が出回り始めている。実は妾の子だとか、笹川良一の子だとか・・。室蘭に愛人ありとか、奥さんの出自が不明とか。確かにファーストレディーになるはずの人なのに、旧姓やその両親のことが全く出てこないのは不思議だ。これは取材していないのではなく「書けない」というのが真相なんだろうか?過去や家族を徹底的に調査されるアメリカ大統領選に比べて日本の選挙の候補者の身辺調査はちょっと甘すぎるように思う。問題になっている風俗ライターだった過去をもつ女なんかも、別に職業に貴賤はないのだが(個人的には面白い職業だと思う)、国民の代表としてふさわしいかどうかを判断する選挙に、経歴を隠蔽して望むというのは明らかに問題だと思う。こういうことがまかり通るシステムに一番問題があると思う。
 それにしても、ダム問題・・。ダムの必要性はどこまで「科学的」に検証されているのだろうか?環境系学問はまだ学問として「科学」に到達していないと思うのだが(あまりにもパラメーターが多く、解釈する側の思想が色濃く反映されるため)、ここは「有識者」なんていう「一握りのお仲間集団」だけでなく、国中・外国の研究者を動員して検証・議論すべきだろう。ダムは作ってしまったらなかなか取り除けない建造物だし、もし崩壊でもしたらとてつもない災害を引き起こす爆弾でもあり維持費がかかる。振り回され続けた地元の住民や、関わる都道府県、建築業者の思いや利権等々は色々あると思うが、こういう時こそ「ぶれない」(はず)の科学的判断の説得力が求められると思うのだが・・。といっても、世には「御用学者」ってのが多く、得に有名国立大学(まあぶっちゃけ東大なんだが)にはこの手の研究者が多い。科学に限らずどの分野でもそうだろうが、世にインパクトを与えるような「独創的で闘う人」というものは基本的に在野から出てくるのだ。と偉そうにいう自分はどうなんだというと・・・肩書きは立派な「御用」になるのだろうが・・。
 自分を見失うことが多い最近、こんなのでいいのか?とよく自問します。