Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

合唱

2008-03-17 | Weblog
 週末、遠方より来客あり。日曜に弦楽合奏の伴奏による小編成合唱の演奏会に伺う。前半は西洋の古い歌で睡魔に襲われたが、後半の日本人の作品には引き込まれた。歌詞が聞き取れるのと聞き取れないのでは、脳内への音楽の浸透度が明らかに違う。裏返して考えると、我々日本人は(少なくとも自分は)、歌詞が聞き取れないオペラやミサ曲の持つ真実のポテンシャルを体験してないんだろうなあと思った。そして、悲しいことだが、このまま一生体験できずに終わるのだろう。合唱団の団員は基本的にアマチュアらしいが、活動はほとんどプロである。この合唱団、ハモる性能は国内でもトップクラスだと言われるだけあって、響きが素晴らしかった。団員の年齢も背の高さもまちまちだが、全員が指揮者を食い入るように見つめ、全身全霊で歌っている姿は感動的だった。一生懸命にやる姿はなににおいても感動的である。