Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

現代建築

2008-03-06 | Weblog
毎日やることがてんこ盛りでアップアップです。毒吐きを以下に。

1)液晶テレビ:ついに購入した。15年ぶりにテレビをチェンジ。率直な感想・・・「画質悪い!」。現在の技術ではブラウン管のもつ応答速度、画質、表現力には勝てないとは聞いていたが・・予想以上だ。国内でのブラウン管の販売は終了しているから、液晶かプラズマを買うしかないのだが、薄さ、大きさだけのために根本的な「美しさ」を捨てても良いのだろうか?購入したものは、一応倍速応答で、新しいソースはそれなりに綺麗だが、やはり古いソースのものは粗がめだつ。「慣れれば問題なし」とか「普通に見る分には許容範囲」といった擁護発言もあるが、技術に対して人間の感性があわせなくてはいけないなんて、もう人間やめろということか?(便利なところも多々あるのも確かだが・・)同じ意味で、LP>CDがいまだに言われており、LPリスナーがじわじわと回復してきているともきく。CGもそうだが、結局デジタル信号マンセーだけでは人間のもつ感性を満足させることは出来ないようである。

2)アラン・プロストの発言:「今のF-1は、良いマシンにさえ乗れば誰でも勝てる。昔は純然たる強いドライバーがいた。」最近、全然F-1をみないが、確かにセナやプロストの速さは素人がみても明らかだった。これもテクノロジーに人間が合わせるようになった結果か。

3)現代建築。全く持って理解不能だと改めて宣言したい。これまでは、一見意味不明でも何かを感じ取らなきゃいけないという強迫観念みたいなものもあったが、正直に自分の心の内側を精査した結果、まったくもって美しいとも住んでみたいとも感じていないという結論に至った。先日丸善へ行った際、モダン建築の巨大な図版集が飾られていて、ぱらぱらと結構なページ数を見たのだが、うん、こいつら全部ぶっ壊してもいいなと本心から思った。業界内で評判がいいとか、批評家が褒めているとか、コンペを勝ち抜いただとか、賞をとっただとか、巨匠の作品だとか、そんなの「池田大作が、何とか大学の名誉博士になりました」という話と同じレベルである。コンセプトやらが、言い訳のようにくっついている場合があるが、料理において「不味いかもしれませんが、それにはこれこれこういう調理人の意図がありまして・・・」っていえば客は納得するのか?どれも、鉄骨、ガラス張り、コンクリ打ちっ放しのバカの1つ覚え。人間の感性を舐めているとしか思えない。そういえば、不忍池の景観を破壊していたソフィテル東京が取り壊されたらしい。喜ばしい事だ。同じ人物(菊竹某)が設計した両国の江戸東京博物館も消去してほしいものだ。