テルミンの彼方へ
宇宙とシェアする楽の音
 



今回は 小野寺さんがデモテープを作成し それをハウステンボスに提出して という持ち込みの企画でした。 なので 企画が通ってからも ハウステンボスは場所を提供するだけで 勝手にやってね 的なものになるのかと思っていましたら どうしてどうして。 ハウステンボスが企画したイヴェントの招待演奏者と同じ様な 丁重な扱いを受けてしまいまして 有り難いやら 恐縮するやら。

まず 前日にハウステンボス入りしますと スタッフがお出迎え。 同行した母に 「これから打ち合わせだけど どうする? ホテルに行ってる?」と聞きましたら 面白そうだから 一緒に行く と。 アカデミーで打ち合わせをする内 どんどん スタッフが増えてきて 「わたしは 今回のイヴェント担当です。」「わたしは 機材」「わたしは ○○(何だか忘れた(^^;)」。。。よく分からない内に とりあえず 4人の方が まるまるつきっきりで面倒を見てくださるらしい という事が分かりました。

最初に ぞろぞろ 衣装部に行って 衣装合わせ。 オランダらしい衣装が 沢山☆ 演奏会場がお花畑なので ゴージャスなものより オランダ娘らしい格好がいいですね という事で ピンクの民族衣装を出して頂きました。 もともとのデザインが こうだから というのもありますし 主に踊りに使う衣装なので 丈が短い。 「テルミンは 足を踏ん張って立つので 丈の短い衣装だと 見てくれがよくないんです~。」 と訴えましたら 翌日までに15センチ 裾をおろしておいてくださる事になりました。 予め 服のサイズは伝えてあったので ウェストサイズは 直しなしで 大体OKです。 当たり前の事かもしれませんが 倉庫の中から これ という衣装を選んだら 着る人によって いちいち直して着てたんですね~。 外タレさん。

次に 演奏会場の下見。 予定では モーレン・ミュージアム前のお花畑で2回。 ホテル・アムステルダムの中庭で1回。 雨だったら パサージュ。 という事になっていました。 恐らく 雨は降らないとは思うのですが という事で パサージュは 軽く場当たりだけして モーレン・ミュージアム前のお花畑へ。 赤 黄色 紫 白 色とりどりの花が一面に咲く花畑の真中に 大きな風車が点在し のんびり羽を回しています。

ここは 入場ゲートをくぐってすぐのところなので どのお客様も 行きか帰りかに 必ず1度は通る場所です。 広場になっている訳ではないので お客様がたまる という事はありません。 通りすがりに 聞いていく ウェルカム・ミュージック みたいなものかなぁ というイメージです。 最初 風車の真ん前(がちょっと広くなっている)に 舞台を作ろうと思いましたが ここは 斜めになっているので 断念。 「こっちの方が 背景が良いですね。」「ここの方が 入って真正面に見えるから いいんじゃないですか。」「こっちだと 通りの反対側から電源を取らないとならないので コードが通行の邪魔になります。」なんちゃらかんちゃら。 

ここがいいのになぁ~ と わたしの意見は あるものの みんなが相談しているのに 口をはさんでは悪い と思って黙ってました。 そうこうする内に 違う場所に決まりそうになったところで 同行していた母が「あっちの方がいい。」 その一言で決まりました。 今まで 車に乗せられて 衣装をあてがわれて 着せられて また車にのせられて と上げ膳据え膳だったので 自分が決めないとならない という事に 気づかなかったのでした。(ハウステンボスのスタッフが 場所を決めるのかと思ってた~) なかなか ロケーションのよい場所に決まったことですし 3回目に機材を移動させるのも大変なので 3回とも このお花畑にしましょう という話になりました。 

現場スタッフの いかにも「お仕事です」(てきっぱきっちゃきっ) という雰囲気に 母は 何となく場違いな気がしたらしく ここで退散。

小野寺さんとわたしは アカデミー内にあるリハーサル室で機材の確認。 なるべく 明日の本番に近い形にテルミンを置いてみると スタッフが 必要な機材 ケーブルを リストアップしていきます。 「ケーブルは なるべく長いの用意して。」と指示しているのが 聞こえます。 でも 長いと 足下がぐちゃぐちゃして 格好悪いのよね~ と思ってましたら 余分な長さは くるくると巻いてまとめて置いてました。 なるほど こうやって置くと 見苦しくない。。。。。続く。


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