『今夜、すべてのバーで』(中島らも 講談社文庫)
アル中の主人公が 入院して退院するまでの顛末を描いた 半ば自伝的小説です。
何か 最近アル中づいているわたし。 これは わたしの周囲では 今 一番アル中に近いところにいらっしゃる様に見えるリパッティーさんが 貸してくださったのです。
中島らもさん という方 口達者で 理屈の多い方なので 読んでいて すごく面白い。 「おれがアル中の資料をむさぼるように読んだのは結局のところ、「まだ飲める」ことを確認するためだった。」みたいなくだりを読んでいる時の 心理学の教科書を読む様な印象は 中島敦を連想させます。 どこか ひねこびていて 自分を ちくちくいじめている感じも 似ているかもしれない。
屁理屈の極み かもしれませんが 読んでいて 共感?できるのは
人間はそれでいいのではないか。名前すらなく、飲んで飲んで飲みまくったあげく目詰まりのした「アルコール濾過器」として、よく燃えて骨も残さない。きれいさっぱりとした「具体」であって何がいけないのか。どうして人はアル中であってはいけないのか。えらそうな「人間」でなくてはならないのか。
なるほどなぁ。 その通りだと思います。 何故 人は アル中であってはいけないのか。 えらそうな「人間」でなくてはならないのか。 わたしみたいな 気の小さい小市民は えらそうな「人間」である事に 十分 満足でありまするが。
☆
ところで アマゾンのアソシエイト・プログラム というのに 参加してみました。
今まで 本の表紙や CD・DVDのジャケットの写真を ブログに掲載していて いや~ これは 本当は いけないんだけどなぁ と 気にはなっていたのです。 まあ 回りを見回せば この程度なら 黙認して貰えるんじゃないかしら~ と 甘くみて 今まで来てしまったのですが アマゾンのアソシエイト・プログラム というのに参加すると 読んだ本の表紙の写真を載せられる様になるらしい。 宣伝 という 位置づけになるのかしら。 それも 多分 本来なら アマゾンが用意した画像を使ってリンクを張るのですが とりあえず 自分の撮った写真 載せてみます。
らもさんの言葉を借りれば 「腐ったお上」に なるべく 文句の言われない体裁を整える方向で~♪?
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なんか ブログ用には どうしたら良いのか 調べないと ダメみたい~(汗)
こちろうさんに どうやったら良いのか 教えて頂きました。
有り難うございます。