大航海時代初心者日記。→大航海星空日記。

マリィナ=ファリエル@NOTOS のんびりだらだら――のんだら系。

マリィナ・デジタル・スカイ・サーベイ1、おうし座を中心に

2008-08-09 23:09:40 | 星のこと・MDSS
Ciao,マリィナです。大航海時代初心者日記は改めまして大航海星空日記。として再出発することにしました。星空の観察をメインに記事をお届けできたら、と思っています。

 私はそれほど星に詳しくないので到らないトコロもあろうかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。知識不足を補うため、ネットの情報や図鑑なども使って、より解りやすい記事にできたら…そんな風に思っています。

 さて、星空。今回の記事からプロジェクトを立ち上げることにしました。

 マリィナ・デジタル・スカイ・サーベイ(Marina Digital Sky Survey)です。

 かっこいい名前でしょ?

 なにをするかっていうと、全天の星座を全部このブログで網羅しよう、というやることは単純な、けれど手間暇のかかる作業です。

プロキシマまで何マイル?』の記事にも載っていますが、星座線と主要な星々、星雲について知っているところを資料を使って補いつつ、画像で見ていただくというのが成果の発表形式となります。

 それでは改めて、マリィナ・デジタル・スカイ・サーベイ第一弾、ご覧下さいませ。



左上から
アンドロメダ座の脚部
ペルセウス座…と変光星アルゴル(メデューサの首に当たる星)
おうし座…プレアデス星団、ヒヤデス星団、一等星アルデバラン
オリオン座…(左肩ベテルギウスは水平線下)、オリオン大星雲、二等星リゲル
エリダヌス座
うさぎ座

Ecliptic(黄道)…おうし座(金牛宮)の北におひつじ座(磨羯宮)、南にふたご座(双児宮)

 いかがでしょうか。これはアフリカ西岸地域で東を向いて撮影したスクリーンショットです。DOLでは操作上、上を向かせることができません。なので、星座が時間によってどんどん昇っていくと観察できなくなってしまいます。
 そこで東、または西にカメラを向けることで、ほぼ横倒しのようになってはしまいますが星座の全貌を見ることができます。
 また、夜空は夜中ずっと同じ位置に星座が輝いており、次の日になるとちょっとだけ昇っているという見え方をします。つまり星は地球の自転の影響を受けておらず、公転の影響のみ受けている、ということになります。これについては記事『太陽と月に面と向かって。』に、詳細を掲載してありますのでご覧下さい。

 全天を精査するこのプロジェクトですが、これらの図で一点だけ注意事項があります。
 それは、画面はレンズごしに見たように、端のほうが大きく引き延ばされる、と言うことです。

 うさぎ座などがそれに当たります。かなり大きく見えるでしょ? これは画面端のほうで引き延ばされているからです。

 では、解説を。

 ペルセウス座は8/12頃極大を迎えるあのペルセウス座流星群の星座です。カタチはちょっと複雑ですが、北の方にありますので割合みやすいかと。「悪魔の星」と言う名のアルゴルという星があります。これはまさにメデューサの首に当たる星です。ある周期で明るさが変わる変光星ですから、首を切られたメデューサの目が、いまだらんらんと光っているように見えるのかも。

 おうし座にはプレアデス星団(いわゆるすばる)とヒヤデス星団という二つの星団があって、どちらも目で見える天体です。とくにヒヤデス星団は、星が散らばったように見えますので星団と思えないかもしれません。
 一等星アルデバランはたまたまヒヤデス星団と同じ方向に見えているだけで、それぞれ45光年、150光年と距離は全然違います。

 オリオン座はまだ水平線に姿を現したばかり。ですので、肩にあるはずの紅い星ベテルギウスはみることができません。
 オリオン座には有名なオリオン大星雲があります。DOLでもしっかりありますが、「小三つ星」としての表現がされているようですね。

 エリダヌス座は河の星座です。大きな星座でここにはほんの一部しか表示できません。

 うさぎ座は先述したようにレンズ効果で大きく見えていますが、実際はオリオンの足下に小さくまとまっているかわいい星座です。

 次回はうさぎ座より南の方面をご覧いただく予定です。

 でわ~☆


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