Ciao,マリィナです。本日の話題は星に関する雑談です。
私は当然のことながら88星座全部は知りません。それどころか北半球の星座もすべてを観察したことはありません。幸か不幸かトカイにすんでいますので、星空が満足に見えるところではなく、冬に少しはっきり星座が確認できるくらいでしょうか。真冬となるとオリオンの小三ツ星が見えますけれど…。
子供のころに母の実家にいった時、あまりの満天の星空に思わずしゃがみこんで目を閉じてしまったのが思い出されますねー…天の川がほんとに川なんですよね。びっくりしました。星の色もさまざまでしたし、周囲が暗いので空中に放り出されたような感じだったです。
【DOLの星雲の雑談】
DOLにはたんに星だけではなくて、星雲・星団などもちょっと再現されています。大勢の方がご存知でしょうけれど、たとえば「すばる」はDOLの星空で一番目立つのではないでしょうか。おうし座のつののところにある明るい星が多数集まった星団でM45「プレアデス星団」とよばれています。
星雲や星団は宇宙空間に集まったガスとか星々が密集しているためにけっこうあかるく、望遠鏡や双眼鏡などでのぞくときれいなかたちが見えたりします。
おぼろな記憶でたどるとおうし座のプレアデス星団、ヒヤデス星団、オリオン座のオリオン大星雲、あたりが再現されています。アンドロメダ銀河や大小マゼラン雲はなかったかとー。
で。そういうのを観察の目的にして見ていれば楽しいものですけれど、そうでない別の目的があった場合などは、逆にそのぼうっとした明るさが邪魔になることがあります。
その目的とは「彗星探し」です。
【メシエカタログ】
彗星も遠くにあるときはぼうっと光っていますので、紛らわしかったりするのです。彗星探しを専門に行っているひとたちを「コメットハンター」などとよびますが、コメットハンターにとっては邪魔でしかありません。
そこで、星空に散在する星雲、星団を調べて表にしておけば、彗星探しのときに迷うことがないと考えた人がいました。
それがメシエです。
メシエは自らがチェックした星雲、星団、銀河を番号管理しました。M45とかM42とか、M31とかついているのはメシエの創った星雲、星団カタログの番号のことなのです。
現在ではコメットハンターとしてよりも、「メシエカタログの作者」として一般的に大変有名ですよね。見上げた星空にぼうっと光る星雲が、彼のつけた何番のものなのか調べてみるのも面白いかもしれません。
ちなみに、こうした星雲・星団・銀河のカタログには「NGC」というのもあります。ハーシェルが作ったのがこちらです。収録数も数千の規模がある膨大なカタログですね。
余談ですが、かに座にあるプレセペ星団は中国では「死体から立ち上る妖気」というおどろおどろしい表現がされていて、カタログの番号は44番ですw
【北極星について】
お話ぜんぜん変わります。
北極星はこぐま座のしっぽの星です。天の北極にある星なので北極星といいます。
天の北極とはなんでしょう。
地球は自転をぐるぐるしているわけですが、中心軸に沿ってコマのように回っていますよね。北極、南極の辺りにその軸の中心そのものがあって、それを北極点とか南極点といいます。簡単にいうと、天の北極はその北極点を空にのばしただけです。天にある北極だから天の北極っていうわけです
北極星は回転軸のほぼ中心にありますから、夜通し動かないでじっとしています。ずっと見えているわけですね。
ところで、地球はコマのように自転している、と書きました。
ここで回したコマの動きを思い浮かべてみてください。
かなり上手な人でも、コマの真ん中の軸ってゆっくり円を描いているの、分かりますよね? コマの回転がゆっくりになっていくとそれが顕著になって、やがてごろんと転がって回転は終わります。
地球もおんなじなんですよね。
地球も独楽回しのように自転しつつも軸をぐるぐるゆったり回してるんです(図:こままわし参照)。ただ、コマと違って軸が一回転するのに数万年かかりますが…
図:こままわし
こんな風に回転してるんですね。なので、実を言うと今こぐま座のしっぽにある星が北極星になっていても、遠い未来には変わっていくんです。次の候補はこと座の一等星、ベガらしいです。こと座は夏の夜、真上を通ります。時が移り変わっていくとそこに中心軸があうんですね(図:そのうち北極星参照)。
反対に過去どうだったかというと、こぐま座でなくてそのそばにあるりゅう座のトゥバン(ツバン)という星がそうだったらしいです。トゥバンを観察するために、エジプトのクフ王のピラミッドには、トゥバンが見えるような小窓があったとか聴いています。
図:そのうち北極星
あまりに壮大でぴんとこないお話ですが…(笑)こういうのを歳差運動といいます。
大航海時代にはこぐま座のしっぽの星は北極星として重要な指標でもあったということです。遠い未来に六分儀があるかどうか分かりませんが、ベガを目印に測量するんでしょうねー。
天の南極方向には北極星のような星がないそうです。
今日のお話はカナリ難しいので、説明できた感触がないですけれど…おゆるしをー。
でわ~☆
私は当然のことながら88星座全部は知りません。それどころか北半球の星座もすべてを観察したことはありません。幸か不幸かトカイにすんでいますので、星空が満足に見えるところではなく、冬に少しはっきり星座が確認できるくらいでしょうか。真冬となるとオリオンの小三ツ星が見えますけれど…。
子供のころに母の実家にいった時、あまりの満天の星空に思わずしゃがみこんで目を閉じてしまったのが思い出されますねー…天の川がほんとに川なんですよね。びっくりしました。星の色もさまざまでしたし、周囲が暗いので空中に放り出されたような感じだったです。
【DOLの星雲の雑談】
DOLにはたんに星だけではなくて、星雲・星団などもちょっと再現されています。大勢の方がご存知でしょうけれど、たとえば「すばる」はDOLの星空で一番目立つのではないでしょうか。おうし座のつののところにある明るい星が多数集まった星団でM45「プレアデス星団」とよばれています。
星雲や星団は宇宙空間に集まったガスとか星々が密集しているためにけっこうあかるく、望遠鏡や双眼鏡などでのぞくときれいなかたちが見えたりします。
おぼろな記憶でたどるとおうし座のプレアデス星団、ヒヤデス星団、オリオン座のオリオン大星雲、あたりが再現されています。アンドロメダ銀河や大小マゼラン雲はなかったかとー。
で。そういうのを観察の目的にして見ていれば楽しいものですけれど、そうでない別の目的があった場合などは、逆にそのぼうっとした明るさが邪魔になることがあります。
その目的とは「彗星探し」です。
【メシエカタログ】
彗星も遠くにあるときはぼうっと光っていますので、紛らわしかったりするのです。彗星探しを専門に行っているひとたちを「コメットハンター」などとよびますが、コメットハンターにとっては邪魔でしかありません。
そこで、星空に散在する星雲、星団を調べて表にしておけば、彗星探しのときに迷うことがないと考えた人がいました。
それがメシエです。
メシエは自らがチェックした星雲、星団、銀河を番号管理しました。M45とかM42とか、M31とかついているのはメシエの創った星雲、星団カタログの番号のことなのです。
現在ではコメットハンターとしてよりも、「メシエカタログの作者」として一般的に大変有名ですよね。見上げた星空にぼうっと光る星雲が、彼のつけた何番のものなのか調べてみるのも面白いかもしれません。
ちなみに、こうした星雲・星団・銀河のカタログには「NGC」というのもあります。ハーシェルが作ったのがこちらです。収録数も数千の規模がある膨大なカタログですね。
余談ですが、かに座にあるプレセペ星団は中国では「死体から立ち上る妖気」というおどろおどろしい表現がされていて、カタログの番号は44番ですw
【北極星について】
お話ぜんぜん変わります。
北極星はこぐま座のしっぽの星です。天の北極にある星なので北極星といいます。
天の北極とはなんでしょう。
地球は自転をぐるぐるしているわけですが、中心軸に沿ってコマのように回っていますよね。北極、南極の辺りにその軸の中心そのものがあって、それを北極点とか南極点といいます。簡単にいうと、天の北極はその北極点を空にのばしただけです。天にある北極だから天の北極っていうわけです
北極星は回転軸のほぼ中心にありますから、夜通し動かないでじっとしています。ずっと見えているわけですね。
ところで、地球はコマのように自転している、と書きました。
ここで回したコマの動きを思い浮かべてみてください。
かなり上手な人でも、コマの真ん中の軸ってゆっくり円を描いているの、分かりますよね? コマの回転がゆっくりになっていくとそれが顕著になって、やがてごろんと転がって回転は終わります。
地球もおんなじなんですよね。
地球も独楽回しのように自転しつつも軸をぐるぐるゆったり回してるんです(図:こままわし参照)。ただ、コマと違って軸が一回転するのに数万年かかりますが…
図:こままわし
こんな風に回転してるんですね。なので、実を言うと今こぐま座のしっぽにある星が北極星になっていても、遠い未来には変わっていくんです。次の候補はこと座の一等星、ベガらしいです。こと座は夏の夜、真上を通ります。時が移り変わっていくとそこに中心軸があうんですね(図:そのうち北極星参照)。
反対に過去どうだったかというと、こぐま座でなくてそのそばにあるりゅう座のトゥバン(ツバン)という星がそうだったらしいです。トゥバンを観察するために、エジプトのクフ王のピラミッドには、トゥバンが見えるような小窓があったとか聴いています。
図:そのうち北極星
あまりに壮大でぴんとこないお話ですが…(笑)こういうのを歳差運動といいます。
大航海時代にはこぐま座のしっぽの星は北極星として重要な指標でもあったということです。遠い未来に六分儀があるかどうか分かりませんが、ベガを目印に測量するんでしょうねー。
天の南極方向には北極星のような星がないそうです。
今日のお話はカナリ難しいので、説明できた感触がないですけれど…おゆるしをー。
でわ~☆