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フランス宮廷の磁器 セーヴル、創造の300年  大阪市立東洋陶磁美術館

2018-05-10 | ア-トな話し
300 ans de création à Sèvres: Porcelaine de la Cour de France
会期平成30年4月7日(土) ~ 7月16日(月)


久しぶりの東洋陶磁美術館です
以前のブログです
 2015.6 「黄金時代の茶道具-17世紀の唐物」  大阪市立東洋陶磁美術館
2010.12 ルーシー・リー展 ウィーン、ロンドン、都市に生きた陶芸家
2007.9 「美の求道者・安宅英一の眼-安宅コレクション」


フランス宮廷に育まれ、時代とともに変化し続けてきたセーヴル磁器製作所の300年に及ぶ活動を紹介。
 セーヴル製作所は、ヨーロッパで磁器への憧れが大いに高まった18世紀、1740年にパリ東端のヴァンセンヌに生まれた軟質磁器工房をその活動の始まりとします。強大な権力を誇る国王ルイ15世の庇護を受けて、パリとヴェルサイユの間に位置するセーヴルへと移転した製作所は、王立の磁器製作所となり1769年には硬質磁器の開発に成功します。宮廷に愛された画家や彫刻家が招かれて知的で洗練された作品を生み出し、ルイ16世とその王妃マリー・アントワネットに納めたほか、外交上の贈り物としても用いられ、ロシア皇帝エカテリーナ2世をはじめとした王侯貴族を魅了しました。フランス革命の混乱を経てナポレオンが台頭すると、セーヴルは新古典主義の作品を製作し、19世紀半ばからの万国博覧会の時代にはテーブル・ウェアという範疇にとどまらない作品へ展開しました。日本との交流では、20世紀初頭に外国人作家として初めて、沼田一雅が型の製作に携わりました。こうした芸術家とのコラボレーションは、ピエール・スーラージュや草間彌生などと、伝統的なテーブル・ウェアの製作と併せて現代も行われています。
 今回、製作所の300年の歴史を物語る、セーヴル陶磁都市の所蔵作品約130件を紹介。

今回は館内撮影okでした。



ポプリ壺「エベール」

器形:ジャン=クロード・デュプレシ / 装飾:ジャン=ジャック・バシュリエに基づく

1757年 高28cm セーヴル陶磁都市所蔵


ポプリ壺は、香りを拡散するために乾燥させた花と香辛料を入れるもので、18世紀には特に寝室や浴室において欠かせないアクセサリーでした。この壺は1756年にジャン=クロード・デュプレシによってデザインされ、1760年代の終わりまで製作されました。



スープ用の蓋付小鉢と受け皿


1781年 小鉢:高5.5cm、蓋:高6cm、受け皿:口径14.4×18.4cm
セーヴル陶磁都市所蔵

セーヴル製作所は、フランス宮廷をはじめとしたヨーロッパの王侯貴族からの依頼により、婚礼や同盟締結などの歴史的な出来事を記念する製作を多数おこなっています。本作は、王冠をかたどった鈕(つまみ)や取っ手にイルカの装飾が施されています。イルカ(dauphin)、つまり「ドファン」という呼び名は、未来の王位継承権を持つフランス王の長男を指す名称であり、フランス革命に消えることとなる将来のルイ17世を表わします。1781年10月22日に誕生したルイ16世とマリー・アントワネットの息子の誕生を機に、セーヴル製作所はドファンを象徴する動物であるイルカで装飾された特別な品々を製作しました。このスープ用蓋物も、その誕生イベントを記念したものです。潤沢な金彩装飾もまた、王の用いるものであることを強調しています。


大皿(ルイ15世の ブルーセレストノセルヴイス より)




煮込み肉用の容器と受け皿



マリー・アントワネット /王妃の胸像



《ゴールデン・スピリット》

草間彌生(1929-)

2005年 高40cm セーヴル陶磁都市所蔵

草間彌生による《ゴールデン・スピリット》という作品で、頭頂が逆立ち、全身が金で覆われてキュクロプスの一眼を頂く交雑動物を表します。セーヴル製作所が得意とするビスキュイ(無釉白磁)による彫刻ながら、本作は目の部分に彩色を施し、全体が鍍金されています。草間がセーヴルのために製作した作品で、パリのギャラリー「GALERIE PIECE UNIQUE」と共同で、シリアルナンバー付きで18点が発表されました。



平常展「安宅コレクション中国陶磁など」も観てきました。
懐かしいのが一杯です



国宝・飛青磁花生

元時代・14世紀 龍泉窯 高27.4cm



国宝・油滴天目茶碗

南宋時代・12-13世紀 建窯 径12.2cm



重要文化財 青磁鳳凰耳花生〈銘萬聲〉

先日久保惣で国宝を観たばかりです。
ブログは ここ 所蔵名品撰―久保惣コレクションの絵巻―   和泉市久保惣記念美術館

今日は こちらの会場も撮影okでした
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