9月15日 スパ西浦会員限定イベントレース (決勝)

それでは決勝レースについて。

予選の結果、私はDグループ10番手。前後には、DUCATOさんが9番手、DENさんが11番手。Dグループは14台での走行ですが、DENさん以下14番手までリッターバイク。何が言いたいかというと、スタートの瞬発力、1コーナーまでの加速力、全てにおいて圧倒的に不利。1コーナーまでの間にビリになっている可能性すらあります。そのため、1コーナーの進入争いでいかに前に出られるかが鍵になります。

実は8月から9月にかけて練習走行していた中で、そのような場面も想定して1コーナーを「完全にインで進入してアウトにはらまないでいられるギリギリの速度の確認」「アウトから大回りしてインの人たちを避けるときに極力速度を落とさずにイン側の人たちよりも先に2コーナーに到達できるか」という練習もしていました。インからの進入は結構それっぽいイメージで走れるようになりましたが、アウトからの大回りはなかなかに難しい。イン側の人がごちゃついてよっぽど速度を落とさない限りは、大回りして先に2コーナーに達するなんてことはほぼ不可能でした。あえて可能性を挙げるなら、インに入った人とサイドバイサイドで1コーナーに進入し、インの人の車体に接触するくらい被せてプレッシャーをかけるパターン。失礼を承知で言わせてもらうと、リッターバイクの近いタイムの人と比べるとコーナリングスピード自体は速く走れる自信があるので、アウトから被せることでアクセルを開けづらい状況にプレッシャーをかけることは可能だと思っています。めちゃくちゃダーティーな作戦ですけどね。

という練習成果(?)から、本番のレースでは1コーナーの混雑具合を瞬時に判断してインにねじ込むスペースを見つけられるか否か、が勝負の分かれ目になると考えていました。アウトから被せる方法は、相手が引かなかったり気が付かなかったりしたらお互いに危険ですから、なるべく使いたくないですし。

さて本番。コースインしてサイティングラップで一周後にストレートに戻ってくると・・・10番グリッドってどこだ?一応事前に確認していたつもりでしたが、横に3人並ぶうちの一番アウト側、ということはわかっても、前からどれくらいの距離なのかがよくわからず、一つ手前のグリッドで一旦待機したら、コーススタッフの人に「もう一つ前」と指示されてヨロヨロと所定の位置に移動。うーん、1,2列目以外のグリッドにつくって、結構難しいですねw その後はエンジンストップとか選手紹介とかウォーミングアップラップ1周とか、お作法がたくさんあって、間違えないように気をつけることで頭の中身の70%くらい使っていたかも?w でも、(何度でも言いますが)緊張はしていなかったので、前方のコーススタッフが赤旗を掲げている頃には、上記の1コーナー争いのシミュレーションを思い出していました。

そしてシグナルが消えてスタート! 9月7日のスタート練習2回目と違って、5つ目のシグナルが点灯した時にクラッチミートする失敗もなく、クラッチミートのタイミングはまずまずだったと思います。ただ、やはりスタートの技術は未熟なようで、加速力の全く無いスタート。DENさんには秒で前に出られるし、その後ろの人達も前に出られたり横に並ばれたりしているのが見えました。ですが、そこまでは想定内。1コーナーが迫ってくると、後ろから抜いていった人たちは皆早めにブレーキを掛けていましたので、スピードを残した緩めのブレーキでスルスルっと前に出ます。すると、DENさんの次くらいのポジションまでは上がれました。その時に1コーナーのインを見たらDUCATOさんが49番のKさんにつまりながらインベタで走っていて、DENさんがそのアウトを狙っているのが見えました。そこでDUCATOさんの真後ろにベタ付けして、後はDENさんがどのタイミングで並んでor前に入ってくるか・・・。結果的に、DENさんがアウトで大回りしているところをインにねじ込んだ形になり、2コーナーでDENさんの前に出ることができました。これで、2コーナーの時点でグリッドの順位にまで戻せました。この時の様子はyuukinさんのバックカメラの映像に残っていたので、キャプチャしてみました。位置関係がだいたい分かると思います。

次はその前にどうやって出るか。DUCATOさんは、予選までの状況を考えるとラップタイムはほぼ同じ。916(エンジンは996)だから立ち上がりは相手が上。こちらはコーナリングで勝負しなければなりませんが、DUCATOさんのコーナリングも速くて抜くのは(普段の練習走行でも)困難。真後ろについて走り続けてスキをつくしかありません。ただ、そうやって2台で並んで走る形になれば、後続のブロックにもなるかも、くらいの考えもありました。と思って3コーナーを立ち上がり、なんとかついていったS字進入の際、DUCATOさんの前のKさんが進入ブレーキでスネーキングして止まりきれなかったようで、インががら空きに。その時DUCATOさんはアウトから進入していたので、止まりきれなかったKさんにコーナー進入を邪魔された格好になっていました。こちらはそれを観察できる距離だったためにサクッとインから追い抜き、8番手に浮上。とはいえ、単にご馳走様な追い抜きだし、自分よりも速い人の前に出たら追い抜かれるプレッシャーも強くなる。さて・・・と思ったものの、よく考えたらインフィールドはインベタ走法の私。リッターバイクでも圧倒的な速さを持ってるtoriton君やNinja1199Rさんレベルでないと抜きにくいはずです。ストレートばかりはどうしようもありませんが、とにかく自分のいつもどおりの走りをすればいいや、と気を取り直して1ヘア進入。後からDUCATOさんの動画を見せてもらいましたが、Kさんが「追いつくのに追い抜けない」走りにくそうにされていました。意図したブロックラインじゃなくて自分の普段のラインなんですけどね・・・。

で、ストレートに戻ってきました。ここでは流石に抜かれるだろうと思ってましたし、実際Kさんに抜かれたのですが、その場所はストレート後半の電光掲示板を超えたあたり。リッターの加速力があればもっと早く抜けたのでは?と走行中は思っていましたが、DUCATOさんの動画を見て理由がわかりました。どうやら私が蛇行していて邪魔になっていたようです。これ、自分では意図して蛇行した記憶はないんですが、明らかに真っ直ぐには走っていません。そして←のようにKさんは私を避けるようにして抜いていきました。Kさんがうまく避けてくれてなかったら接触もあり得た動き。なぜこのような動きをしたのかはっきりとは覚えていませんが、多分、前方の55番Tさんと54番TDK君がサイドバイサイドで1コーナーに向かって行ってたのでブレーキングをミスってインががら空きになるかも、その時にインに入れるように・・・なんてことを考えていたのではないかと思います。ほんとに悪気はなかったのですが、ごめんなさい!Kさん。で、レース中の私はそんな状況で更にインをKさんに抜かれたので、完全に諦め。あとはDUCATOさんとの勝負!

その後2周ほどはDUCATOさんに真後ろに付かれているつもりで全力で逃げました。が、レース4周目にNinja1199RさんがS字立ち上がりで転倒。S字進入から1ヘアまでの区間でイエローフラッグが出る事態に。このとき、走りながらいろいろなことを考えました。1つ目はもちろんNinjaさんの容態。ですが、私が通り過ぎる時には自身で車両を起こそうとされていたので、(火事場のクソ力の可能性もありますが)それほど大きな怪我はないだろうと考えられるので、その点については少しホッとしました。次にレースの行方です。コースの真ん中に車両が転がっていて危険な状態。このまま車両がすぐに回収できなくて放置することになれば、赤旗でレースが一時中断される可能性も考えられます。せっかく運良くDENさんとDUCATOさんの前に出られたのに、ここで赤旗仕切り直しとなったら「次」はないでしょう。「えーと、確かブリーフィングでは4周でレース成立って言ってたっけ。今が4周目なんだけど、ストレートに戻ったときの表示がどうなるか、だな。このまま走らせて!」ということを、2ヘアのあたりで考えていましたね。それと同時に、同じく2ヘアのあたりで「イエローは追い抜き禁止だけど、追いつくのは何の問題もないよね。前方の特にTDK君がペースダウンしているように見えるけど、このスキに追いつけないかな?いや、逆にDUCATOさんに追いつかれる可能性もある。油断は禁物。Ninjaさんのことは一旦頭から除いて、アクセルは緩めちゃダメ」とも考えていました。「緩めちゃダメ!」と思いながらも、イエローを見て緩めたのと、こうやって考え事をしたせいか、この周回だけ58秒0だったようです。ここを57秒5くらいで走ってたら、TDK君の真後ろまで行けたかも?

ストレートに戻ってきても何の表示も無し。レース続行か。よし、あと4周頑張るぞ。とTDK君追いかけモードで残りの周回を重ねましたが、追いつけず。あとから聞いたらTDK君はNinjaさんの転倒を見て意気消沈してペースが落ちていたそうです。それに追いつけなかった私とは圧倒的な実力差があるということですね・・・。また、DUCATOさんは意外なことに徐々に離れていったそうですが、その理由はエンジンが全開まで吹けない症状が出てしまったとのこと。996の低回転パワーでそれなりに走っていたものの、ストレートで私の675にジワジワ離されていたようなので、DUCATOさんとしては歯痒かったでしょう。私としては助かりましたが・・・w

その他覚えていることというと、5周目でS字に戻ってきたら既に車両とNinjaさんはコース外に移動しており、西浦スタッフの手際の良さに感心しました。先頭のtoriton君から、最後尾の方までは、4周目の時点でかなり離れていたと思います。つまり、最後尾の方が過ぎ去ってから車両を起こしてNinjaさんとコース外に逃げる、という作業をtoriton君が戻ってくるまでに実行せねばならず、本当に数十秒しか許されないタイミングできっちり仕事をこなしたのは凄い!と。レースというのはスタッフの方の尽力があってこそだと痛感しました。あとは・・・いやらしい考え方ですが、Ninjaさんの体がひどくなさそうなこと、レースが最後まで続行しそうなこと、がわかった後に(5周目の2ヘアかな?)「あれ?Ninjaさんがリタイヤということは順位が一つ上がったということ?」ということを考えてしまいました。「ああ、レース中に先行車両が転倒しているのを見て、そういうことを考えると言っている人の気持ちが、実体験で理解できました」と。今回のように知り合いですらないなら、転倒しているところを見た時点で順位のことを考えていたかもしれませんね。薄情と言えばその通りですが、レースというのは一つでも上の順位になるのが目的、というドライな現実を知ることができました。

もう一つ、決勝での走行タイムは確かにベストとは程遠く、予選よりも0.5秒ほども遅いタイムでしたが、8~9月にあえて最終枠を選んで練習走行した価値はあったと思っています。決勝時にはS字や1コーナーで影ができていて、7月頃ならこれのせいでもっとタイムが落ち込んでいたはずです。レースに備えた練習はそれなりに意味があったことには満足しています。が、逆にそれが悪い影響もあったのかもしれません。一番初めに書いたとおり、9月7日は始めっからリアはツルツル、フロントはエグれたタイヤで走りました。当然、そのタイヤコンディションに合わせた走り方で練習走行をしたわけですが、「それに合わせた走り方」が染み付いてしまい、新品タイヤでベストの走りができなかったのかもしれません。特にフロントですね。リアは「立ち上がりの時にアクセルをどれだけ慎重に開けるか」だけなので、新品なら信頼してガンガン開ければいいやで済むし、実際、それで56秒台は出たんだと思います。ですが、フロントは「突っ込んでいってタイヤに圧力を最大限にかけ、その反発力で向きを変える(くらいの気持ち)」というかなり繊細な動きをしないといけませんが、フロントのグリップが信用できないと圧力のかけ方がどんどん甘くなります。その甘いツッコミが染み付くと、新品タイヤの時に全力で圧力をかけていけなくなります。1ヘア、3ヘアは好調な時のツッコミができていなかったと、走りながらでも薄々感じていました。そんな感じで、ダメタイヤで無理に走り続けるのはよろしくないということを学びました。ただ、タイヤマネジメントは今回、こうせざるを得ませんでした。だって自分で交換できないんだもんw 理想的には、8月24日(土)で「タイヤは終わり」と判断して次までに新品に交換。8月29日のライドオンはともかく、8月31日や9月7日は新品に近いタイヤで練習してそのベストな感触でのベストな走りを染み込ませる。そして9月15日の本番で改めて新品に・・・というスケジュールにすべきでした。しかし、それだと9月7日が終わった時点で2時間しか走っていないタイヤを交換することになります。これが自分で交換できるなら中古タイヤとして取っておいて、後日交換することも可能でしょうが、私はタイヤ交換は全てお店任せ。「後日もう一度履くから取っておいて」という無理を聞いてくれそうなお店ではありますが、やはり迷惑なのは間違いありません。なので、9月7日は無理にツルツルタイヤで走ったというわけです。今後は、目的の日程に合わせて新品タイヤを投入できるよう、自分で交換できるようにならないといけませんね。それだと、リアの逆履きもできるようになるでしょうし・・・。

という感じで、9月15日の会員レースの感想は以上です。楽しかったとか、楽しくなかったとか、そういう感想はちょっと書きにくい。望むタイムが出なかった不満もあるし、レース終了までは周りの人と和気あいあいとした交流をしてなかったし。でも、私って練習走行でも走る前はそんなに談笑したくない方なんで、ある意味いつも通りなんですが。レースにしても狙いが当たったりご馳走様のラッキーで前に出ることができましたが、ガチンコバトルで追い抜き、とかそういうのとは違うからレースを楽しんだと言えるのかどうか・・・。それに知り合い(DUCATOさんやDENさん)の前でゴールしたことを喜んで良いものか、という気持ちもありますし。ですが、このような場を提供してくださった西浦スタッフには感謝しかありません。だから、今回は「とてもいい経験ができました」と表現させてもらいます。

来年はどうしましょうかね?同じ時期だったら悩みますね。本来私の年間スケジュール的に、8,9月は鈴鹿のライドオンがメインイベントなので、そっちに注力したいのです。鈴鹿に注力した上で西浦の会員レースも出ればいいじゃないとも思いますが、自分の性格的にレースのための準備・練習もしっかりやりたくなるでしょうし。今回本当に実感しましたが、レースに出るとなるとそのことで頭が一杯になる、一杯にしたくなる性格のようですし。今年はツーリングも行かなかったですしね。今年は(自分の意思とはいえ)捨てたことが多かったように思います。来年、鈴鹿のライドオンをベストなコンディションで走り、ツーリングに行く気持ちの余裕もある上で、レースにも出る気になったら出ようかな、と。なんか、来年出ない言い訳を考えてるみたいですね。でもまぁ、自分のバイクライフは自分のものなので、その時の自分の気持ちに素直になって考えます。

ともあれ、レース参加者の皆さん、西浦スタッフの皆様、朝から夕方まで丸一日お疲れさまでした&ありがとうございました。
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