Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

結局

2015年06月03日 | Weblog
教育に関わっている以上、
様々な方々のご子弟と共に学んでいくことが
どうしても必要になります。

だから、聖も俗も、
どちらにも深い理解がなくてはなりません。

聖人君子に何がわかろうかと思います。

聖も俗も、善も悪も、美も醜も、
人間の見せる諸相に過ぎないのです。

だからこそ、

俗にまみれ、人々の苦悩と共に生き抜きます。

しかし、

聖を忘れず、常に心の極北を目指して歩いていきます。

結局、そんな生き方を志す人間は、
少数の愚か者なのかもしれません。

しかし、俗にあって聖を忘れないことの大切さを思います。


結局、私のような人間は、
黙って一人で歩いて行けば良いのだけの話です。













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バッカーズ寺子屋

2015年06月02日 | Weblog
間もなくバッカーズ寺子屋の卒塾式です。

東京の塾生、九州の塾生の、
計48通の卒塾文集原稿に目を通しながら、
静かな感動に包まれています。

本当にみんなは、
大切なことを掴んでくれました。
本当に人間として成長してくれました。

それが皆さんの言葉の端々から伝わってきます。

こんなことを、
心から自分の言葉で表現できる若者たちが育っていることに、
私は心から感動しています。

おそらく、
わからない人にはわからないほどの小さな萌芽ですが、
皆さんが手にしたものは、本当に大きなものなのです。

こんなに素晴らしいことが起こる
バッカーズ寺子屋という学び舎が私は大好きです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白鳥入蘆花

2015年06月01日 | Weblog
「白鳥蘆花に入る」は、
『次郎物語』で有名な下村湖人の座右の銘です。

白い芦の花の中に白い鳥が入ると
その姿はまぎれて見えなくなります。

しかし、白い鳥が羽ばたけば、
白い花は揺らぎ、白い鳥の存在を感じさせられます。

白い鳥は見えずとも、
無限にさざ波が広がるように、

人の善き行いも、
誰がしたなどと言うことに囚われず、
善きことがただ広がっていけばよい。

名利に囚われぬ生き方を。
粛々と為すべき事を為す生き方を。

そう思わせられる言葉です。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする