Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

既視感

2021年05月02日 | Weblog
先のblogの渋沢栄一の言葉
「この世の中みんなが幸せでなかったら、俺は嬉しいとは思えねえ。」が、
どことなく宮沢賢治の言葉と似ていたような気がして、
どんな言葉だったかを探してみたら、ありました。
 
「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」
 
これです。
 
『農民芸術概論要綱』の中の言葉でした。
 
「序論……われらはいっしょにこれから何を論ずるか……

おれたちはみな農民である
ずゐぶん忙がしく仕事もつらい
もっと明るく生き生きと生活をする道を見付けたい
われらの古い師父たちの中にはさういふ人も応々あった
近代科学の実証と求道者たちの実験と
われらの直観の一致に於て論じたい
世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない
自我の意識は個人から集団社会宇宙と次第に進化する
この方向は古い聖者の踏みまた教へた道ではないか
新たな時代は世界が一の意識になり生物となる方向にある
正しく強く生きるとは
銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである
われらは世界のまことの幸福を索ねよう
求道すでに道である」
 
こうして読んでみると、
ちょっと違ったかなと言う気がします。
 
渋沢栄一は、やはり、「修身・斉家・治国・平天下」という
儒学的考えからの言葉だと感じます。
『論語と算盤』を書いたぐらいだから、
まぁ、当然と言えば当然ですね。
 
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