Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

スピーチ

2012年02月27日 | Weblog
バッカーズ寺子屋を始め、
様々な学舎の中で、
私たちは「話す」ということを重視しています。

それは自分の「考え」というものは、
言語化することによってこそ明確になっていくと思うからです。

社会のリーダーたちは、
自分のメッセージを発信することで、
その組織をマネジメントしていきます。

「思い」「志」「理念」
あらゆるものは言語を介して伝えるしかないものです。

だから、言葉の力を磨かなければならない。

そこで、私がいつも頭を悩ませるのは、
学校で習ったしゃべりから如何に脱却させるかということです。

学校では、当たり障りのない、
耳障りのよい言葉を並べ立てて良しとする価値観が蔓延しています。

しかし、型どおりの魂のこもらない言葉では、
人を動かすことなどできるはずもありません。

また、対立を恐れず、異論を恐れず、
かつ真心を込めてメッセージを発信していく力など、
身につくはずもありません。

荒削りでもいいから、
自分の思いを失わない、
思いの伝わるメッセージを大切にして欲しいのです。

そのことがこれからの人材育成の
大きな要になると私は思っています。

そのためには、指導者の側にこそ、
異論を受け止め、ユーモアを解する
心の広さ自由さが求められるし、

指導者自身が、ロジカルかつ言葉の温度が意識できる
スピーチ力を身につけなければならないと思うのです。

まだまだ私も未熟ですが、
このことは極め続けていきたいと思っています。
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