Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

わからないこと

2007年11月07日 | Weblog
 埼玉県で、同居する74歳の母親に暴行を加え、屋外に放置して死なせた47歳の男が逮捕された。男は、今年10月、同居する母親がトイレの始末ができないのに腹を立て、殴るけるの暴行を加えてろっ骨3本を折る重傷を負わせていた。衰弱した母親は、息子の暴力から逃れるため自宅アパートの庭で、アパート隣室の男性からビニールシートや毛布などを借りて寝起きしていた。また、骨折に加え重度の肺炎を発症していたほか、大腸がんは肝臓にも転移していたそうだ。25日ごろには、母親は雨が降っているのにビニールにくるまって中庭で寝ていた。そして、昨日、6日に搬送先の病院で息を引き取ったそうである。


寒かったろう。
悲しかったろう。
辛かったろう。
痛かったろう。
みじめだったろう。

びちょびちょと冷たかったろうに。
哀しかったろうに。

どうすればそんな悲しいことをなくせるのか。
私は知りたい。

47年間の男の人生にも、
多くの愛情が注がれていただろうに…。

わからない。

やはりこの世はわからないことだらけ。



苦しい息を引き取る間際まで、
母親の脳裡に映っていたのは、
幼い頃に見ていた、
息子の満ち足りた
あどけない笑顔だったのかもしれない。


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