かつて日本人は勤勉であると言われていました。正直で、礼儀正しく、正義感が強く、時間に厳格で、勤勉であると。これが日本の強みになっていたのだと思います。
この一週間で、私は別の人からそれぞれに「日本人は働かないと言われている」という言葉を耳にしました。海外での評価です。そんな人ばかりではないとは思いますが、もう一度、自分自身を鏡でよく見て、反省してみた方が良いと思います。
全体の評価はそれとして、「私はどうか。」ということを常に思う必要があると思います。「○○さんは勤勉だ。」と思われるところから始めるしかないのです。私は、まだまだ努力が足りません。過去の先人たちのように勤勉でもありません。しかも、自分には能力が無いのだから、もっと頑張ろうと思います。勤勉であろうと思います。
「日本人は勤勉である」という言葉はもう過去形でしかありません。「勤勉であった」に過ぎないのです。懸命に働き、懸命に子育てをし、懸命に親の面倒を見ていた日本人はもういないのです。歯を食いしばって頑張り、未来の子どもたちに少しでも良い社会を手渡そうと思っていた、我慢強く強くて優しい日本人たちはもういないのです。
でも、きっと隠れたところにはいらっしゃるのだとも思います。だから、私も及ばずながら、そうした生き方を貫こうと思います。