Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

食の大切さ②

2023年08月01日 | Weblog

長年子どもたちと関わっていて思うのは、

味覚と精神年齢とは比例するのではないかということです。

「お子ちゃま味覚」と私が言っている、

お菓子やファーストフードといったわかりやすい味に

どっぷり浸かっていると思われる子どもは、

南蛮漬けやお浸しや煮物といった複雑な味と香りを嫌います。

そうした子どもよりも、

それらの味に抵抗がなく、美味しさがわかる子どもの方が、

精神年齢の高さを感じます。

味覚の範囲の広さは、経験値の広さで有り、思考の広さであり、

人間としての幅の広さに繋がっているようにも思います。

要は、食べ物の好き嫌いをして得られた、

嫌いな物には近寄らなくて良いという感覚が、

そのまま人間関係においても発揮されていることを

感じるのです。

嫌いな奴は、別に嫌いで良いと。

しかし、それでは、

人としての幅広さは身につかないと思いますし、

人間としての錬られた精神も身につかないと思います。

 

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