Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

自力本願

2020年04月09日 | Weblog
他人に期待ばかりして、他力本願でいると、結局、苦しくなるのは自分です。あくまでも自分の力でできることを全力でやっていく。ただそれだけのことが大切だと思います。

現実が期待値より低いからと言って、嘆くことも、不満に思うこともありません。嘆くべきは、現実を変えられない自分の力不足なのです。

そう思っていれば、口を突いて出てくるのは、相手への非難や批判の声では無く、深い自己反省の気持ちになると思います。己の未熟さと向き合うことが何よりも大切なのです。

大変なことですが、それが現実を変えていく唯一の道筋だと私は思います。
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serious

2020年04月09日 | Weblog
seriousな対応が迫られているときに、日頃のマスコミの姿が如何に空虚で、馬鹿馬鹿しい空騒ぎだったのかがよく分かります。

いや、過去形では無く、今も多分にそうです。ニュースのワイドショー化とよく言われてきましたが、その批判になどメディアは耳を傾けては来なかったと思いますし、利益が何よりも優先されてきていたと思います。

下品であろうと、人を貶めようと、面白ければ、視聴率さえ上げれば、そこにお金はついてくるから、それで良いという風潮でした。確かにそれは資本主義経済の原理からすれば正しいことです。文句を言われる筋合いも無いのです。だって、みんなが見てるのだから。

しかし、情報というのは「教育」という側面と不可分です。なぜなら、人間は、24時間、365日、常に五感を通じて入ってくる情報で自分の考えが構築されていく生き物だからです。

くだらない情報に晒され続ければ、くだらない考えに共鳴し、そのように振る舞うことが多くなるだろうし、崇高な情報に触れ続ければ、崇高な生き方に共鳴し、そのように振る舞うことが多くなるだろうと思います。勿論、世の中は、玉石混淆ですから、そうした単純なものではない面もあります。

しかし、やはり情報には影響を受けるのです。だから、戦時においては、情報戦・心理戦が大きな意味を持っていたわけです。

そんなわけで、TVは見ないのが一番と、私はほとんど見ていなかったのですが、さすがに新型コロナウイルスの情報を手に入れるためには見ないわけにもいかず、こうして下らない思いを書き綴ることにも成ってしまった次第です。

大切な家族や友人や知人が、これから次々と亡くなっていったとして、show的に、お笑い的に伝えられてもなぁと思います。

平和で豊かな楽しい日々の中では、seriousにならずに笑って過ごすことが出来ます。しかし、厳しい現実の中では、真剣に生きるしか無いのかもしれません。(その中でもユーモアは大切ですが。)そして、時代をどう見るかは、その人の生き方に関わっているのだと思います。

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月に思う

2020年04月09日 | Weblog
今日は父の命日。
享年61歳でしたから、私もあと3年ほどで父の亡くなった年齢になります。

今日は月が冴え冴えとして美しかったです。4月の夜にしてはここのところ肌寒く、人類が活動を停止していることが、地球環境を元に戻しているのではないかなどと空想してしまいたくなります。

今日思ったことは、人間が人格者になることは本当に難しいということです。これは、意図して磨き続ける以外に道はないのです。また、ある程度磨いてきたとしても、慢心すればあっという間に、配慮の足りない言葉を発したり、行動をすることで信頼を失ってしまいます。

リーダーとして、「責任は私一人にある」と言うのは大変なことです。また、責任の取り方も、辞めれば良いというものでもありません。多くの人は、そうした責任ある立場に立つことはありませんから、判断・決断の難しさを慮ることは困難ですし、あくまでも自分の立場から見た判断になります。

しかし、大きな組織のリーダーは、様々な立場の人たちのことを考える必要がありますし、先々のことまで考える必要があります。リーダーの元に集まる情報量も質も全く違いますし、見ている世界の広さも全く違います。その上での判断は、当然、多くの人たちとは異なったものになってきますから、結果として非難されることも多くなります。

だからこそ、人間の素晴らしさも、醜さも、全て尊きものと受け止めていかなければ、「責任は私一人にある」とは言えないのだと思います。

善悪不二と知りつつも、自分が善と信じることを選択し、決断し、突き進んでいくしかないのだろうと思います。

人生二度なし。毀誉褒貶もこの世でのこと。とは言え、正しく生きようとすれば、それは必ず見ている人は見ているものですから、この世に善き価値が遺されていくと思います。

あとはその正しさを信じるかどうかだけ。色々な事が状況に左右されますが、「信じる力」だけは自分のものです。誰がどう言おうとも、何が正しいかを信じる力は、自分のものです。
頑迷にならず、素直で謙虚な心で、様々な人の意見を受け入れ、熟慮断行する。それがリーダーには必要なことだと思います。

あとは、「我、事において後悔せず」という宮本武蔵の独行道の境地にたどり着けるように、心を鍛えていくしかありません。

人生は「一炊の夢」でしかないのだと知りつつも、どう生きるべきかを厳しく追い求めていきたいものだと思います。
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