Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

教育者として思うこと

2019年06月27日 | Weblog

教育の中で、話をする事柄については、

自分が実際に経験したことで、

深く考えたことでなければならないと思います。

例えば、

食については、

実際に自分が日々作っていなければならないし、

文章については、

自分が日々書いていなければならない。

釣りをするのも、バーベキューをするのも、

自分がやれて初めて伝えられるものがあるものです。

自分が体験してないことや、

心から納得していないことを、

訳知り顔で教える気には、

私は到底なれないのです。

教育者としての矜持といった大げさなものではありません。

ただ、正直で、真っ当でいたいだけです。

それができない環境になれば、

私はひとりぼっちで

また新しい世界に立ち向かうだけです。

 

 

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人はその食するところのもの

2019年06月27日 | Weblog

「人はその食するところのもの」と、

ブリア・サヴァラン(『味覚の生理学』の著者)は

いっている。

その人の生活と、

大きく考えれば人生に対する態度が窺われる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

北大路魯山人の言葉です。

自然のものを自然にいただくことが贅沢と言われ、

化学の力で鮮度を誤魔化し、

味や色や香りを誤魔化したものが、

安くて庶民の味方と言われているのは、

どう考えても欺瞞でしかないように思えます。

しかし、その生活は、私達がつくり、

それを良しとして選んできたのです。

私は教育の立場から、

その姿勢に抗いたいと思っています。

慎ましき食生活においても、

「おなかを満たせれば何を食べてもいい」という態度は、

「私の人生はどういでもいい」という

投げやりな態度に思えて、少し悲しくなるからです。

また、いくつかの県警が調査した

非行少年に共通する食の傾向では、

極度にカップラーメンと肉に偏っている

という結果が出ています。

食を些末に考えることは、

教育を粗末に考えることであり、

人をないがしろにすることにも

つながっているのだと思います。

そして、

両者が関係していると思わないところに

大きな落とし穴があるのだと思います。

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