Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

政と官

2018年06月26日 | Weblog
「政と官 ゆがむ統治」という
日経新聞の連載記事が出ている。

「?」と思ったのは、
つい数年前までは、
官僚主導の政治を変えなければ!
と言っていたのではなかったかな?
と思ったからです。

選挙で選ばれている政治家こそが、
民意を代表するのだから、
官僚にいいようにあしらわれていては駄目だ!
政治家主導にすべきだ!

与野党共に(特にかつての民主党に)
そういう主張を感じていたのですが、
いざ、政治家主導になってみると、

メディアの人たちには、
どうもそれが良くないと感じるようです。

それでも日経新聞は
バランス感覚に富むと思います。
経済の新聞であるから、
空理空論や願望ばかりを書くわけにはいきません。
他紙よりも、
現実に即しているのが大きな救いだと思います。

それでも{?」と思うのだから、
他は推して知るべきなのかも知れません…。

政治家が99国民のために働いて
成果を出していることよりも、
1の失言や不祥事が大きく報じられ、

99人の教師たちが頑張っていても、
1人の不祥事が大きく取り沙汰される。

そして、政治や教育の地位は貶められていく。

良識在る人たちの代表として
コメントをしているのは、
芸人たちであり、

現場で汗を流している、
財界人でも官僚でも、
医者でも教師でも、
現場の労働者たちでもない。

芸能人と呼ばれる人たちイコール、
模範的生き方をしている人たちではないし、
そうしたことを期待してもいませんが、
影響力があるのは、
TVに良く出ている人たち
ということになっています。

メディア内部では、
個々、個別には真摯に考えて、
報道が作られているのだと思いますが、

今の在り方は、
ちょっと離れて見ると、
何だか可笑しくもあり、
哀しくもある気がします。

それでも、
「メディアという王様は裸だ!」
という声はどこにも届きはしません。










コメント
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