Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

知への欲求

2012年06月19日 | Weblog
人間は「知ること」への欲求を持っています。
また、「知性」を持っています。

しかし、
まず、大切なことは、
文学や歴史を通じて、
つまりは、
これまでの人類が積み上げてきた、
「心の叡智」というものを通じて、
人間としての在り方、
心の持ち方を学ぶことのように思えてなりません。

例えば、人を刃物で刺して、
どういう具合に人間が死んでいくのかを見たかった。
というグロテスクな事件が、
過去に少なからず発生しています。
それは「知ること」への欲求とも言えるわけですから、
「知」を重んずる立場からすれば、
良いことなのかも知れません。
しかし、そんなものは到底認められません。

また、ただでさえ、
このままでは破綻して、
多くの人たちが困るであろうとわかっている
年金資金を消失させて、
なおかつ人をだまし、
投資させようとする人たちがいる。
これも、頭は良い人たちで、
数字上の計算は素晴らしくできるのでしょうが、
人間としての心の持ち方はいかがなものかと思います。

こうした世相を見るにつけ、
やはり、まず大切な教育は、
人間としていかにあるべきかを学ぶことだと思います。
自分さえ良ければという発想では、
社会全体が衰退し、
結局は、自分の存在も危うくなっていくのだと思います。

教育において、
優先順位を間違ってはいけないのだと思います。

やはり、心の問題、
人格の陶冶が優先順位の高いものだと私は思います。

人間を人間たらしむる精神の在り方を
まずは学んでいくことが大切なのだと思います。

誰かを責めているのではありません。
私たちが作ってきた社会なのですから、
私にも応分の責任があるというものです。

私にできることは限られていますが、
それでも考え抜き、解決へと繋がる行動を
一つでも生み出し続けていこうと思います。








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