Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

失敗に学ぶ

2010年03月04日 | Weblog
私はあまり賢くありません。

だから色々と失敗をしてきました。

また、
色々な事を試行錯誤するのも
嫌いではありませんでしたから、

実験のような感覚で、
それこそ感覚的に
些細なことから大きな事まで、
試してみることが多かったと思います。

そうしていると、
本などで、結果だけを学ぶのではなく、
どうしたらどうなるのかという
因果関係のようなことを、
感覚的につかめるようになってきた気がします。

そして、公式のないことに対して、
あるいは、未知のことに対して、
少しは短い時間で、
答えを出せるようになってきたのではないか
とも思います。

まだまだ試行錯誤は続いています。
答えだけをスマートに手にしたい人たちから見れば、
愚か者の極みだと言われるに違いありません。

それほど、私は、迷い、考え、疑い、学び、
時間をかけて、一つの道筋を見出していくことしかできません。

なんでそんなこともできないのだろう?
もっと他にやることがあるんじゃないか?
もっと効率よくやれるのでは?

しかし、私は「納得」をしたいと思っています。
これまで納得せずにやってきたことは、
最終的にはどうもうまくいかなかったように思います。

だから、子どもたちにも
沢山の失敗を経験してもらいたいと思います。

なぜなら、
失敗から学ぶ事も沢山ありますし、

失敗するか成功するかという前に、
試行錯誤すること自体が
大きな学びになっていると思うからです。

それは、すぐには役に立たないけれども、
自分の中の底の方に少しずつ沈殿していって、
いつか大きな役に立つような、
そんなものだと思います。

色々な批判もあると思います。
しかし、残念ながら、
私には私の方法でしか教育はできない。

今の自分で良しとしている訳では
決してありません。
また、多くの方々の叡智に学ばせていただき、
より良い方法を見出したいと思っています。

しかし、
何日も、朝から晩まで勉強して、

たった四十五分の授業に打ち込むようなことや、
形もなく一瞬にして消えていくような
心の交流に命を注ぎ込むようなことは、
まだまだ続くのだと思います。

要領の悪い愚か者ではありますが、
心を込めてやっていこうと思っています。
コメント
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