Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

無駄ということ

2007年09月18日 | Weblog

「効率」を追い求める社会にあっては、
「無駄」は肩身の狭い思いをしています。

しかし、「無駄」とは何かを考えてみると、
なかなか難しいものに思えてなりません。

私はよく寄り道をします。
仕事とは関係のなさそうな本や雑誌を乱読します。
仕事とは関係のない人との出会いを大切にします。

また、時として、
人生において回り道をすることもあります。

しかし、それは決して無駄ではないと思うのです。

私たちの潜在意識には、
子どもの頃からの自然体験や読書や
人から聞いた無数の言葉などが、
無限に堆積されているのだと思います。

そして、その人の人格を形成する
土台となっているのだと思うのです。

おそらく本人にも自覚されない
これら様々な体験の蓄積は、
いつしかその人間の言葉と行動を決定する
大切な基盤になっていると思うのです。
それらを教養と呼ぶのかもしれません。

だから、人生において無駄なことなど何一つない。

より良い経験と出会いを
無限に積み重ねていき、
「全ては無駄ではない」と信じることが、
いつしか非常に大きな意味を持つのだと思います。
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