V&Eの新年会を酒蔵で開いたのがつい昨日のようですが、
もう、今年もあと四ヶ月になってしまいました。
ほんとうに一年が短くなったなぁと思います。
年のせいですかね。
だからこそ、
一年一年を大切にしたいと思います。
一月一月を大切にしたいと思います。
一日一日を大切にしたいと思います。
そして、その中で出会った全ての人を大切にしたいと思います。
吉田松陰先生は人間の命にはそれぞれの四季があると考えました。
長い人生にも、短い人生にも、それぞれの四季があると。
そして、三十年の人生を終える直前に、
吉田松陰先生は留魂録のなかでこう語ります。
「私は三十歳、四季はすでに備わっており、
また花咲き実は結んでいる。
それが実のよく熟していないもみがらなのか
成熟した米粒なのかは、私の知るところではない。
もし同志の中でこの私の心あるところを憐れんで、
私の志を受け継いでくれる人があれば、
それはまかれた種子が絶えないで、
穀物が年から年へと実っていくのと変わりはないことになろう。
同志の人々よ、どうかこのことをよく考えて欲しい。」
誰もが次の世代に伝えるべきものを心に宿していると思います。
自分しか生きることの出来ない自分の人生を生きて、
自分にしか語ることのできない何かを伝えていく。
そのことが教育そのものなのだと思います。
また、一月になったら、酒蔵で酒を酌み交わしましょう。
それまでに私ももっともっと学びを深めていこうと思います。
そして私なりに伝えることの出来る世界を、
少しでも広く大きなものにしていけたらと思っています。