Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

萩往還を歩く②

2007年05月12日 | Weblog


先日、無事にバッカーズ寺子屋の第二期生21名と共に
萩往還30㎞を歩き終えました。

私にとっては13回目の萩往還でした。
歩く前には、正直もう慣れたかなぁという思いもありました。

でも、やっぱり、やっぱり感動しました!!
子どもたちとみんなで苦しみを乗り越えて
ゴールする感動は何物にも代え難い!
やはりこの研修は最高です!!

今回は昼食までは晴れていました。
が、昼食後14:30ぐらいから雨が・・・。
かなりの雨になり、疲労は蓄積されるわ、
石畳はすべるわで大変でした。

何と言っても
バッカーズ寺子屋第二期生たちにとっては、
初めての峠道30㎞。

きっと胸の中では、
「何でこんな土砂降りの雨の中、
辛い思いして歩かなきゃいけないんだ。」
と思っていたことでしょう。

でも、人生もそれによく似ていると思います。
晴れの時もあれば、雨の時もある。
一人の時もあれば、大勢の時もある。
辛い時もあれば、楽しい時もある。
そもそも人生の意義とは何なのか。

全員でゴールした後で、
瑠璃光寺五重塔の前の茶店で、
ジュースで乾杯しました!!(注:私だけ生ビール)

みんなよく歩ききりました。
今回は、グループを決め、
グループ全員でゴールに到着することを要求していました。

大変だったと思いますが、
みんなよく励まし合い、
お互いを気遣い、
チームとしてゴールしてくれました。

本当に最高の瞬間でした。
最高の塾生たちに恵まれた喜びを実感しました。

この研修は雨天決行です。

それは、
「出来ない理由を探すことはしない。
 どうすれば出来るかを考える。」
ということを伝えるためです。

雨が降ってるから風邪をひくかもしれない。
雨が降ってるから石畳がすべって危険だ。
雨が降っているから国道を走る車がスリップして危険だ。

出来ない理由を探せば、
それぞれに正当で、もっともなことです。

でも、それでは子どもたちに、
時代を切り開く強烈なマインドは得られない。
私はそう思います。
安全面に神経を注ぎつつ、ともに厳しい体験を乗り越える。
それが大切なのだと思います。

そんなことを乾杯の時に夢中でしゃべってたら、
茶店のおばちゃんが涙ぐんでくれていました。

小中学生たちがひたむきに頑張った姿に。
そして、
困難から決して逃げない姿勢の大切さを、
確かに実感しているその姿に。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする