週末、湖国の各地で祭をやってるんで、
行けないもどかしさ、みたいなんがあるんやけど、
それを押してまで? 行ってきたのが、これでした。
桂こごろうさん、改め、桂南天さんの襲名披露公演です。
15日から、南天さんにならはるんですわ。
つい、この間、大津の「おおなまず寄席」でお会いしたけど、
あの時は、こごろうさん、やったんやねぇ。
会場は、米朝一門のホームグランドのようなサンケイブリーゼ。
たくさんのスタンド花が並び、関係者の方々が顔を合わせては、
「おめでとうございます」 の言葉が交わされてました。
せっかくなんで、グッズを一つ買いました!
米朝一門ファイル、2枚組かな。500円。
襲名披露公演なので、そうそうたるメンバーが揃い、
中入りには、口上、ってなもんがあるんですよ。
一段高い赤い毛氈の上に、南天さんを中央において皆が一列に並ぶんです。
ふっと気付くと、鶴瓶さんとライバル?ざこばさんとの間が、
毛氈がえぐれてますねん。
「ここに溝があります」
鶴瓶さんが言うてましたけど、もう、2人がメンチ切り合い、
丁々発止な雰囲気・・・会場は盛り上がります。
ざこばさん
「おもろい話するんやろな。自分だけ目立とう思てるやろ」
鶴瓶さん
「10年ちかくも後輩やのに、なんでそんなこと言わはるんですか」
ざこばさん
「オレは、あんたが好きやで」
でも、その溝、毛氈がえぐれたところにやってきたのは、
車椅子の人間国宝、桂米朝師匠ででした。
並んでるみなさんが手をさしのべます。
会場は拍手喝采やねんけど、米朝さんがまたボケ倒すんですね。
ホンマにボケてるのかボケたふりしてるのか・・・??
「ナニしに来たんやった?」
ざこばさんが説明するんですね。
うんうんうなずきながら、
「へ~、ほんで、ナニを言うたら良かった?」
さこばさんがまた説明して、
「あぁ、初代の南天さんは多芸な人やったけど、
落語をしてるのは聞いたことないな」 とか、
「お金はなかったな」 とか、
「まぁ、腐った名前やな」 とかまで言いながら、最後は、
「若いもんが名前を継いでくれるちゅうの、はええこっちゃな」
つい数日前の朝日新聞の夕刊に、「米朝口まかせ」載ってましたね。
孫弟子の南光さんの弟子が南天を継ぐことを、喜んではりました~ →こちら
もう、米朝師匠がナニを言うのか、どうなるのかヒヤヒヤ状態?やったので
隣にいてる鶴瓶さんがウロウロしてはりました。
一門と違うだけに、どうつっこんだらええのかわからんかったんやろね。
「も~、この席代わって~!」
会場は爆笑です。でも、吉弥さんから、最後に締めてください、って言われて、
「もう、幸せですわ。米朝師匠がいて、涙流しながら笑わせてもろて、
もう、ホンマに幸せですわ。
こういう席に座らせてもらって、ありがとうございます」
隣に控える南天さんに、頭を下げてはりました。
なんか、会場に居る私らも、幸せな気持ちになりましたよ。
口上の司会は吉弥さんです。
先輩ばかりのメンバーにあっても、仕切りは上手ですよね。
米團治さんまで仕切ってました~
さすがに最初に挨拶した南天さんの師匠である南光さんの言葉に、
ちょっと、うるっと来てしまいましたね~
「ちょうど19年前に私も襲名しまして、旧サンケイホールでやったんですが、
その時に師匠の枝雀が、うれしい、っていわはりました。
今、その時の事を思い出します。同じ気持ちですわ。
私も、弟子が襲名して、ホンマうれしいです」
弟子が出世する、襲名するということは、
「私の育て方が間違ってなかった証しですからね」
なるほど、確かに。
口上があるせいか、トップバッターから飛ばしてましたね。
紅雀さんはマクラもなかったし、本編も短くなってました。
桂 紅雀 鶴(ショートバージョン?)
桂 米團治 七段目
笑福亭鶴瓶 松鶴エピソード?
桂 ざこば 月並み丁稚
中入り
口上 司会桂吉弥 米團治 南光 南天 鶴瓶 米朝 ざこば
桂 南光 鹿政談
桂 南天 阿弥陀池
ざこばさんの月並み丁稚は初めて聞いたけど、
他は、みなさんお得意の噺ですね。
もちろん、こごろう改め南天さんも、お得意の噺でした。
南光さんが、言うてはりました。
ブリーゼで何度も「南光こごろう親子会」をやってるけど、
こごろうさんの落語を聴いて、面白くて負けた、って思ったとか。
「これからはライバルです」
先月放送されたテレビの「扇町寄席」で言うてはったけど、
「南天て名前付けたら、『南天のど飴』が怒ってきはるんちゃうか、
と思ったら、なんと、スポンサーになってくれはってね」
初日のお客さん1人1人に配られましたよ。
常磐薬品から、南天の苗木。
大きく育ててください、ってことやね。
苗木も、落語家桂南天さんも。
行けないもどかしさ、みたいなんがあるんやけど、
それを押してまで? 行ってきたのが、これでした。
桂こごろうさん、改め、桂南天さんの襲名披露公演です。
15日から、南天さんにならはるんですわ。
つい、この間、大津の「おおなまず寄席」でお会いしたけど、
あの時は、こごろうさん、やったんやねぇ。
会場は、米朝一門のホームグランドのようなサンケイブリーゼ。
たくさんのスタンド花が並び、関係者の方々が顔を合わせては、
「おめでとうございます」 の言葉が交わされてました。
せっかくなんで、グッズを一つ買いました!
米朝一門ファイル、2枚組かな。500円。
襲名披露公演なので、そうそうたるメンバーが揃い、
中入りには、口上、ってなもんがあるんですよ。
一段高い赤い毛氈の上に、南天さんを中央において皆が一列に並ぶんです。
ふっと気付くと、鶴瓶さんとライバル?ざこばさんとの間が、
毛氈がえぐれてますねん。
「ここに溝があります」
鶴瓶さんが言うてましたけど、もう、2人がメンチ切り合い、
丁々発止な雰囲気・・・会場は盛り上がります。
ざこばさん
「おもろい話するんやろな。自分だけ目立とう思てるやろ」
鶴瓶さん
「10年ちかくも後輩やのに、なんでそんなこと言わはるんですか」
ざこばさん
「オレは、あんたが好きやで」
でも、その溝、毛氈がえぐれたところにやってきたのは、
車椅子の人間国宝、桂米朝師匠ででした。
並んでるみなさんが手をさしのべます。
会場は拍手喝采やねんけど、米朝さんがまたボケ倒すんですね。
ホンマにボケてるのかボケたふりしてるのか・・・??
「ナニしに来たんやった?」
ざこばさんが説明するんですね。
うんうんうなずきながら、
「へ~、ほんで、ナニを言うたら良かった?」
さこばさんがまた説明して、
「あぁ、初代の南天さんは多芸な人やったけど、
落語をしてるのは聞いたことないな」 とか、
「お金はなかったな」 とか、
「まぁ、腐った名前やな」 とかまで言いながら、最後は、
「若いもんが名前を継いでくれるちゅうの、はええこっちゃな」
つい数日前の朝日新聞の夕刊に、「米朝口まかせ」載ってましたね。
孫弟子の南光さんの弟子が南天を継ぐことを、喜んではりました~ →こちら
もう、米朝師匠がナニを言うのか、どうなるのかヒヤヒヤ状態?やったので
隣にいてる鶴瓶さんがウロウロしてはりました。
一門と違うだけに、どうつっこんだらええのかわからんかったんやろね。
「も~、この席代わって~!」
会場は爆笑です。でも、吉弥さんから、最後に締めてください、って言われて、
「もう、幸せですわ。米朝師匠がいて、涙流しながら笑わせてもろて、
もう、ホンマに幸せですわ。
こういう席に座らせてもらって、ありがとうございます」
隣に控える南天さんに、頭を下げてはりました。
なんか、会場に居る私らも、幸せな気持ちになりましたよ。
口上の司会は吉弥さんです。
先輩ばかりのメンバーにあっても、仕切りは上手ですよね。
米團治さんまで仕切ってました~
さすがに最初に挨拶した南天さんの師匠である南光さんの言葉に、
ちょっと、うるっと来てしまいましたね~
「ちょうど19年前に私も襲名しまして、旧サンケイホールでやったんですが、
その時に師匠の枝雀が、うれしい、っていわはりました。
今、その時の事を思い出します。同じ気持ちですわ。
私も、弟子が襲名して、ホンマうれしいです」
弟子が出世する、襲名するということは、
「私の育て方が間違ってなかった証しですからね」
なるほど、確かに。
口上があるせいか、トップバッターから飛ばしてましたね。
紅雀さんはマクラもなかったし、本編も短くなってました。
桂 紅雀 鶴(ショートバージョン?)
桂 米團治 七段目
笑福亭鶴瓶 松鶴エピソード?
桂 ざこば 月並み丁稚
中入り
口上 司会桂吉弥 米團治 南光 南天 鶴瓶 米朝 ざこば
桂 南光 鹿政談
桂 南天 阿弥陀池
ざこばさんの月並み丁稚は初めて聞いたけど、
他は、みなさんお得意の噺ですね。
もちろん、こごろう改め南天さんも、お得意の噺でした。
南光さんが、言うてはりました。
ブリーゼで何度も「南光こごろう親子会」をやってるけど、
こごろうさんの落語を聴いて、面白くて負けた、って思ったとか。
「これからはライバルです」
先月放送されたテレビの「扇町寄席」で言うてはったけど、
「南天て名前付けたら、『南天のど飴』が怒ってきはるんちゃうか、
と思ったら、なんと、スポンサーになってくれはってね」
初日のお客さん1人1人に配られましたよ。
常磐薬品から、南天の苗木。
大きく育ててください、ってことやね。
苗木も、落語家桂南天さんも。