エッセイ的な何か

エッセイ的な「何か」です。
エッセイなのかコラムなのかダイアリーなのか自分でもよく分かりませんが「何か」です(笑)

武士語

2008-02-19 | 世の中の出来事
若い世代に侍言葉 メールで人気・品格魅力「お主、異なこと、面妖な」(産経新聞) - goo ニュース

どうやら最近は「武士語」というものが流行っているらしい。
時代小説や時代劇、後はゲームや漫画からの影響もあるらしいとのこと。
俺の周りでは、まだこんな言葉遣いする人や、こんなメールを受け取ったりしたことはないけど、こういう言葉を集めた本が20代~30代の女性に好評らしいですね。
俺も一応その世代だけど、俺の知り合いの女性にはまだ使ってる人は居ないな。
まあ、実際に直接目にしてないので実感は無いけど、でも流行ってはいるらしい。
流行るのは別にどうでもいいと思うし、使いたい人の間で盛り上がるならそれはそれで有りだと思う。

ただ、「知的なイメージがあって品がある」的な部分が、この武士語が受けている要因らしいけど、よくよく考えてみたら、ルー大柴の使う「ルー語」と大差無いんだよね。これ。
なんでも「ルー語等に大差を付けてトップ」とか書かれてたけど。

「ルー語」っていうのは、基本的に日本語の会話ので、単語だけ英語を使用して話す言葉。
この武士語も、本当に武士の使っていた言葉を再現するなら、特定の単語だけじゃなくてその前後も昔の言葉にすべきですよね。いわゆる高校で習った古文。
まあ、これは武士語に限らず、時代小説や時代劇もそうなんだけど、実際に江戸時代や戦国時代等は現代と言葉が違っていたわけで、時代小説や時代劇にあるような言葉遣いはしていなかったはず。
そう考えると、基本的に今の日本語の上に、特定の単語だけ古文を用いるというのは、「ルー語」と同じ構造かな?と単純に思った訳です。

いや、別に時代小説や時代劇に「きちんと昔の言葉を忠実に再現しろ」と言いたい訳じゃ無いんですよ。そんなことされたら何言ってるのかこっちも、訳分からなくなるし(笑)。「おかしいだろ?」と文句を言いたいわけでもない。
あれはあれで雰囲気は出てると思うし、分かりやすくて良い(笑)
ただ、よくよく考えたら本来武士が使ってる本当の言葉は、もっともっと違ってて、いわゆるこの「武士語」というやつは、「ルー語」のような結構いい加減な言葉なんだよなあ~。ということを、なんとなく考えた。
という「こんな風に思いました」という記事でした。