日々是雑感

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みなみけ 夏休み

2013-08-13 14:56:00 | アニメ
少し遅れましたが「みなみけ」11巻限定版付属のOAD「みなみけ 夏休み」の感想いってみましょうか。

今回の脚本は鴻野貴光ではなく、原作者桜場コハルの原案、シナリオ構成、会話指導という全面協力の下で村上桃子(ただいまでは9話、10話の脚本)が担当。監督は川口敬一郎で製作はfeel.とほぼただいまのスタッフを引き継いでいる。

ではいつものごとく「続きを読む」から

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夏休み
話としては200話「成功前夜」と205話「カブトムシ」を軸に203話「そのポーズ」も加えて1エピソードとして再構築したもの。オープニング曲は無し。

「そのポーズ」準拠の前半はいつものノリで進む。だが後半、金剛2号(カブトムシ)の脱走からカナとチアキの仲がこじれて、話が少しウェットになっていく。

これはあまり見なかったパターン。「おかわり」の最終話が一番雰囲気としては近いか。原作側がそう望んだのか、アニメ側のアレンジなのかはよくわからない。そして「カブトムシ」準拠のトウマの話、カナとチアキの仲直りから「成功前夜」へと進んでいく。

ラストでカナのセリフをあの流れの中で言ってくれたのはよかったなぁ。あれは屈指の名台詞だと思っているので。そこから劇場版かOVAのようなスタッフロールに移行していくのもいい感じ。

全体としてはちょっと変わった雰囲気でよくまとまっていると思う。ただ、やはり中学生組の勉強会などこなれてないなぁ、と思ってしまうような場面はあるが。

もしこの雰囲気を原作側の指導無しで出せるなら、村上脚本による「ただいま」は十分アリだと思う。

決断した!
話としては202話そのまま。せいぜいヒトミちゃんが原作以上に色っぽくなっていたことくらいか。

この話をボーナストラック扱いにして保坂オチにしたいという意図はわかるんだけど、正直上手く行っているとは思えないな。そもそも冷房が効いているハンバーガショップの中で汗をかくだろうか?脱ぎ方も露骨過ぎるし、コーラと言った後で悩む場面は鴻野脚本なら無言では済まさないだろう。

なんかまったくよそのアニメのキャラが出ていたそうなのだが、私はそのアニメを見ていないのでなんともコメントしようが無いのであった。