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クルシャの天地

瓢樹 夜の懐石3


延々と京都の懐石料理店、瓢樹の食事の紹介をしているところです。

ここで出てきました、八寸。



あまりにも有名なので、あれですが飼主も一応コメントすべきかと
考えて、説明させていただきます。

説明すべきなのはもちろん瓢亭たまごです。

瓢樹は瓢亭ではないのですが、関係あるのでしょう。

19世紀の名所案内でもこのゆでたまごが紹介されています。
すこし半熟に茹でてあるのが珍しかったようで、検索すると「瓢亭卵の作り方」が
出てきます。



八寸には、他に生ずいき胡麻和え、八幡巻き、川蝦、揚げ麩、サーモン、ししとうなど。



もうひとつ碗ものです。




えびしんじょう。



しばらくしてから、こうして出されたものを整理して振り返ってみると
単に食事をしたというだけでなく、一種の美的な体験だったことを確認
することで、また楽しめたりするものです。



たとえば、この久谷の小鉢の強い黄色。



中は鮹と赤貝の酢のもの。黄身酢かけ。
黄身酢と小鉢の黄色を合わせて、この料理には使いにくい色を活かして
見せてくれています。こうなると、目の前の小さな鉢の中に意識が集中
していきます。

ただ食事した事だけ覚えて、こういう細部を忘れがちなのが人の癖です。
飼主も写真を見て振り返るまでは、すっかり忘れてしまっていました。
もったいないので、想い出せて良かった。

メモしていても、メモしたこと自体忘れていたりします。



最後の食事。



この椀の形と意匠。



懐石だと最後は必ず茶が出るものです。

こちらは抹茶でなくて煎茶でした。

その茶碗がこれ。瓢箪になってます。



水菓子を頂いておしまい。

飼主もいずれくたくたになるときが来る。誰にでもあるでしょう。
そうしたとき、覚えていてまた来たい店。



【人心地】
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コメント一覧

阿礼
懐石
しみじみ,懐石は良いですね。
お陰で,懐石に限らずどこ行っても,いろいろ気になる気になる(苦笑)
不景気だからって,器,けちんないでと。縁の欠けた器なんか平気で出してくる所には思います。

ロルフィング。うっ,飼い主さんのご存知ないことが,世の中にあろうとは。。似たようなものに(先に謝っておきます。関係各位,ごめんなさい)アレキサンダ-テクニックってものもありますよ。能楽師の中に一人,ロルファ-(施術者)でもある人がいるんです。
飼主
懐石
器と盛りつけ、部屋の演出、こういうのを全部楽しめる
懐石は価値が高いですね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ロルフィング

知らなかったので調べました。
阿礼
懐石料理
こんばんわ。
良いですね~懐石料理。変わらず,私も好きです。
「(夏だし,私作らないから)せっかくだから懐石料理の食べ歩きをしましょうよ」と言って,同居人を困らせてます。
ベターホ-ムの懐石料理教室で習い始めたので,更に,はまりそうです。。

脱臼後ここに来て,身体の歪みが気になり始めたので,前から興味のあったロルフィングを受けてみることにしました。
遡ること10年前,「少しは体に悪いもの食べて,血を汚せ!」「針だの(当時は中国針を打ってた)カイロプラクティックだのやってるから,そんなになるんだ!」と友人に怒鳴られたものですが。今度はロルフィング。
私,全く逆のこと,してますよね(苦笑)
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