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クルシャの天地

法螺を聴き分ける




明治の神仏分離令以前、この国には修験者が
全人口4000万のうち、200万も数えられていた
なんてことが修験道の研究書に書いてある。


修験者だらけだね。







封建時代の予備役みたいなものだったのかも知れない。
いずれにしろ、この国の戦は野山で行われてきた
わけだし、動員かけられる組織は存続してたわけだ。

近代国家による国民兵の制度が出来上がると、修験者
なんか無駄だし不要であるばかりでなく、危険だというので
さっさと解体された。

そして令和。



かつては野山で響いていた法螺も、祭の日に奇特な行者が
寺社で吹きに現れるのを待つしか聴くこともできないわけです。

数年、いろいろと法螺を聴いて参りましたが、この度極めて
よく吹き慣れた法螺を耳にしたので、つい記録してしまいました。





2019/6.2法螺の音




普段はもっと下手な法螺聴いてるんですよ。

こちらは、よく練られていて、音の伸びも良い。

さすがに法螺も聞き慣れてくると、良し悪しが
分かってくるようです。










今年の6月の祭の記録です。

夏越しの大祓の日だったように思います。








夏には大祓をして、祇園祭に送り火に、
焼き鯖寿司なんか食べて、夜を過ごします。












クルシャ君は、三階の階段奥で風の通るのを感じて
過ごしています。








ささやかに、こうして法螺を楽しんだり、祭を見たりして
我々も過ごします。










何事も起きないことを守るために、あらゆることを
犠牲にすることだってあるのです。





ウルタールのうる: 巻二十九 (うるたやBOOKS)
東寺 真生
うるたや

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