U魂(ウコン)

◆『U.W.F』最強伝説を追い求める
36歳 おやじブログ

英雄

2008-08-15 | コラム 闘議

僕は周囲が騒ぐほどオリンピックに然程、興味が
持てない。でも、柔道とレスリングだけは見てる。
率直なここまでの感想。

横文字となったJUDOは、僕の知る”柔道”とは全くの
別モノ。
組み合わずアマレスと見間違うかの様な足へのタックル
ばかり。あれは”投げ”ではなく”こかし”だ。
初めから相手への”指導”という反則ポイントを狙い、
審判にも猛烈アピールして、優勢勝ちでガッツポーズ。
多くの試合で”攻防”と呼べるモノは見られない。

そんな試合を見ていて、少年時代に見た映画、
KARATE KID(邦題 ベストキッド)を思い出した。
作品内容は悪くないのだが、メインの題材である
空手のシーンは滅茶苦茶だった。正直、殆どコント
みたいで日本が、空手が小馬鹿にされている嫌な
気分だった。メダルに拘るならば、武道ではなく
オリンピック”競技”として、そんな”だまし・こかし”に
アジャストすれば解決するだろう。

しかし、そんなメダルに何の価値があると言うのか?
そんな称号、諸外国の”柔”の意味も理解できない
真似事”武芸者”たちにくれてやれ。
嘉納杯、全日本、全日本体重別の優勝者の方が
柔道家としては数段、優れている事は明白だ。
柔道家が誇りを捨て、JUDOに謙る必要はないと思う。

鈴木桂治よ、あなたが努力で培った技は今でも間違い
なく世界一だ。柔道国、日本で名立たる武道家たちと
凌ぎを削り、オリンピック代表の座を勝ち取った時点で
「英雄」だ。結果は伴わなくとも、費やしてきた時間と
努力は既に国内の大会で証明されている。王者として
威風堂々、この先も歩め。
無責任に糾弾するマスコミなど相手にするな。

現時点で最高の柔道家の名を挙げろと問われたなら、
金メダリスト、ナイダン・ツブシンバヤルではなく、
鈴木桂治の名を僕はこの先も迷わず答える。


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4 コメント

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そうだその通りだ! (mysunshine)
2008-08-15 06:45:24
鈴木桂治から、はじめよ!!!
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こんにちは。 (  武 )
2008-08-15 13:47:29
今の柔道は、ジャケットレスリングと呼ばれているそうですね(苦笑)。

今回のオリンピンクでもう一つ気になったのが、柔道が野球みたいに点数で表されていた事です。
まさに点取りゲーム。
一本や技ありの重みが全く感じられないようになりました。
とても残念です。

柔道が見たいです。
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Unknown (u-spirit)
2008-08-18 00:46:02
>mysunshineさん

コメントありがとうございます。
桂治の総合への参戦に期待
しています。

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Unknown (u-spirit)
2008-08-18 00:47:53
>武さん

ホント、なんかオリンピックの柔道を
見ていると寂しい感じがしますよね。
虚しいというか、何じゃコリャ?って…。
特に男子はヒドイっす。

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