U魂(ウコン)

◆『U.W.F』最強伝説を追い求める
36歳 おやじブログ

Must Buy

2007-12-18 | コラム 闘議

この12月、メチャクチャそそられる雑誌が2冊も
発売されたので、OLさんの如く”自分に対するご褒美”
と無駄遣いの言い訳をしながら、自分へのXmas
プレゼントとする事にした。個人的にこの2冊をスルー
する事は出来なかったけど、取材経費が嵩んだとは言え、
1500円と1900円もする高額冊子は”マガジン”とは
気軽に呼べないなぁ。

『新生UWF証言集』(ベースボールマガジン社)
¥1,500
柔術レジェンズ(晋遊舎)
¥1,995

購入後はページをめくる度、余りに面白くて読破するのが
勿体無く、子供の頃の様に毎日、少しずつ読んでいる。
しかし、こんな価格の雑誌を買う人は僕を含めて、かなりの
マイノリティーなのは間違いない。
読んだ感想は、前者は”第2次UWF”20周年記念で
今だから。的な濃い話をほぼ当時のフルキャストが語って
いて、読み応え充分だ。それにしても、十人十色の
”UWF”があり、其々に人生を歩んでいる。我々はひとつ!と
叫んだ日から今日まで、誤解から和解出来た者、会って
いなくても当時のまま、互いに理解している者、修復不能な
溝が埋められぬ者、現役、引退、指導者、主催者と立場や
環境が変わっても、有志一同の当時の志が、今の格闘技界
全てに繋がっているという事実に触れ、当時の記憶が
甦ってきて更に感動を深める。後者は日本で情報薄な
BJJの源流や現状を生ける伝説と称されるマスター達に
インタビュー形式で取材していて、特典DVDの内容も凄い。
両方とも買って損は無い。

過去に”最強”を掲げ対立したUとBJJ関連の2冊が、
同時期に発売される”因縁”さえも個人的に感慨に耽れて
楽しめる。やはり、格闘技には「起承転結」の”転と結”に
あたる”その後”の要素が必須なんだとつくづく思う。
仕合では何を感じ、今、何思い、今後、どう繋がるのかを
多くのファンは後々になっても、選手の口から直接、
語られる事を望んでいる。試合結果などは、速報性の高い
ネットで充分だが、そこには勝敗と試合展開以外に、書き手
の憶測と感想が含まれ、選手の真意、真実は存在しない。
選手が締切までに心の整理を完了させ、時系列通りに
”あの時”を語ってくれない。今だから…と語り出してくれる
まで、待たねばならない。しかも見解は経過と共に変化する。
あの時は…でも、今、考えると。の続きが聞きたい。それが、
格闘技のもう一つの醍醐味”人間ドラマ”なんだと思う。
最近では、観客が感情移入し易い様に、試合前”煽りVTR”
にて背景を掻い摘んで流すが、本当のドラマは試合後に
こそ生まれるものだ。現実という結果を踏まえて考え悩み、
葛藤して自身を削り鍛錬するから、より成長する事ができる。
それが生き様であり、その無垢さが自然に感動と共鳴を
呼ぶのだと思う。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (  武 )
2007-12-26 10:18:11
おはようございます。

新生UWF証言集をやっと購入しました。
私も読むのがなんだか勿体なく感じてます(笑)。
返信する
Unknown (u-spirit)
2007-12-27 22:21:00
U戦士の集う年末まで
勿体ぶって楽しみましょう。
しかし、日明兄さん沈黙したまま
今、何を思っているのか聞きたいです。
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