U魂(ウコン)

◆『U.W.F』最強伝説を追い求める
36歳 おやじブログ

PRIDE無差別級GP2006

2006-05-02 | コラム 闘議
GP開催重視でココまで成長してきたDSEだったが
今回ばかりは大風呂敷を広げすぎた。
これはまるで大手紳士服チェーン店舗が常用する商法
『店じまいセール』と同じだ。
冠の雰囲気で安売りを強調し購買意欲をそそり、実際には
セール期間が過ぎても営業している。誇大広告としか
いい様がない。ミドル級とヘビー級の垣根を越えて
夢のカードが実現!!と派手に謳い、期待を持たせた上で
先行してチケットを売りギリギリまで、シウバの出場を
臭わせた事実に会見で「今年はミドル級に専念させる」では
タチが悪すぎる。内情を与すればハリトーノフ、ショーグンの
怪我で想定外の戦線離脱、マッチメイクにも苦渋の選択を
強いられた結論だったのだろう。
しかし、蒔いた種は己にアリ。根拠のない査定試合なる
興行を行い、無差別という命題だけを押すだけで競技特性を
充分に考慮せず有望な手駒を2人も壊してしまったのだから。
GPと言う劇薬に手を染め続け、人気に胡坐をかき誠意なき
興行開催手法に今回はツケと矛盾が一気に出てしまった。
本来は今大会の出場面子で充分なのだ。藤田、ミルコ、
アレキサンダー、ジョシュ、ハント、高阪、ノゲイラ
何の文句があるのか?だが、一応に耳にするのは、
チケット購入後の後悔や値上げされた当日PPVの不買の声。
5年前と明らかに違うのは、刺激的マッチメイクに感化され
過ぎたファンの増加。これを増殖させたDSE商法は
やはり、間違いである。確かにイベンターとしては最高だが、
説得力も説明責任も明確でない大会は疑問で終わらず、
不信感が募り充分実力を備えた出場選手までも軽視され、
入り口に立ってくれたファンの格闘技熱も覚めていく。
やがて流行モノで終わってしまうのだろうか。


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