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クリ 雄花序と雌花

2012-06-19 15:25:03 | 樹木 花と葉と果実







上:クリの葉 鋸歯の先まで葉緑素をもつので緑色をしている。  クヌギの葉と大きさ形がよく似るが、
クヌギの鋸歯の先は葉緑素を持たないために透明感のある淡クリーム色をしている。


上:6月に3個の雌花(子房)が受精し3個とも成熟したもの。(成熟果1個、2個もある)

クリ (栗 ブナ科 クリ属 学名Castanea crenata 雌雄同株 花期6月 果期9~10月) 野生の栗は柴栗又は山栗と呼ばれ、実は小さいが美味。縄文時代からら栽培される。材は堅くて腐り難く、建物土台や線路枕木等に利用されてきた。葉は互生、葉身は狭長楕円形、縁の鋸歯は先が緑色の針状。側脈は直線的で間隔が狭く20対ほど。6月になると新枝に長い穂状花序を伸ばし多数の雄花をつけ、むせ返るような芳香を発する。新枝の下部寄りの葉腋には雄花序がつき、その上方から出る花序には雌花と雄花が混生する。花序軸の基部付近に雌花を包む総苞が1,2個つき、その上方から多数の雄花が穂状につく。花には花弁がなく苞から蕊が出る。雄花は長い花糸(10本ほど)が目立つ。雌花は突起状の球形をし総苞に包まれている。1個の総苞に普通3個の花(子房)が含まれ、各々10個ほどの花柱がついている。受精すると総苞は発達してイガとなり、その中で3個の堅果が成長する。秋に成熟するとイガ(総苞)は緑色から茶褐色に色づいて裂開し、成熟した堅果が3個(実際には3個~1個)現れる。それらには各々棘状の柱頭が残っている。栗の実(果実)はこげ茶色の鬼皮(果皮)と渋皮(種皮)及び栄養分を貯めた白黄色の子葉で構成される。クリと言えば「桃栗3年柿8年」と喩えられるように果実をつけるのが早い果樹である。腹が満ちたことのない児童は学校の帰り道、栗の実を拾うと、鬼皮と渋皮を歯ナイフで剥ぎ落とし、カリコリと音を立てて食った。灰汁抜き(あくぬき)せずに食べることができ、美味しく、又長期間保存ができるこの栗は、縄文人にとって魅力的な食料源であり、材は堅牢な建築材となった。集落の周りに栽培していたいう。粉にして縄文クッキーを焼いて食っていたというから、敗戦国の子等よりは豊かな暮らしをしていたらしい。焼き栗の栗はやや小粒で渋皮が剥け易い中国産天津栗である。日本栗は大実であるが難点は渋皮を剥くのが厄介なことである。ところが品種改良の結果、大実で剥皮性の新品種が開発されたという。新品種名は「ぽろたん」。平成19年から苗木の販売が始まり、農家で栽培されるようになった。鬼皮に切れ目をつけレンジで加熱すると、渋皮は鬼皮ともどもポロッ(ポロタン)と剥離し、可食部の丸い実をパクリと頬張ることができるという。桃栗3年であるから市場に出る日も近いだろう。渋皮剥皮性新品種「ぽろたん」で検索

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