コメント
 
 
 
Unknown (稲みのる)
2008-07-30 20:29:52
昔、三四郎の困惑ぶりに同感、男子たるもの斯くあるべきと思ったものです(今もかな)。
女性と同宿になり、何もせず別れる場面は車寅次郎を彷彿とさせていますね。寅が上目遣いに周囲を見回し、いきなり相手に八つ当たりをする。三四郎が列車の窓から姿の見えなくなった女性を探し、席に戻る際に感じた気まずさは、寅さんが癇癪を起こす瞬間と同じだと思います。
 
 
 
Unknown (Bianca)
2008-07-31 12:00:10
稲みのる様、貴重なご意見、有難うございます。
車寅次郎と小川三四郎、外見といい教養といい、全く別世界の住人と思っていましたが、どちらも女性に関しては未経験と言う共通点がありますね。
>男子たるもの斯くあるべきと思ったものです(今もかな)
かくあるべきと言うより、三四郎にはそれ以外どうしようもなかったのでは。
私はこの女性の描き方に、あるリアリティを感じてしみました。教授は、日露戦争の影響で、善良な庶民・優しい母親がこのように歪み荒んで行くと同情しておられました。ヒューマニズムですか。
 
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