A Daily Life Diary

日常や思い出を綴ったblog

世界遺産 富岡製糸場

2015-12-05 | 旅・群馬、栃木

明治新政府から赤字の膨らむ富岡製糸場の閉鎖の通達が群馬県令に届きます。

大河ドラマ『花燃ゆ』で大沢たかお演じる楫取素彦がこう言います。
「第一に富岡製糸場は閉鎖させん!確かにいずれ民営にしなければならないときが来る。だが製糸技術を学ぶ模範工場としての役割はまだ終わっていない」。

ドラマの影響もあり、世界遺産である富岡製糸場に母と行ってきました。



長野県にほど近い群馬県富岡市にある富岡製糸場には大勢の見学者が。
中に入り、解説員によるガイドツアーがあるというので申し込みを。

ツアーガイドの方が話されていました。
当時のレンガ積はフランス積とイギリス積があり、フランス積が地震に弱いということからイギリス積が主流になったと。
富岡製糸場は数少ないフランス積の建築物とのこと。



当時、輸出して外貨を得られるものはお茶と生糸だったようで、蚕の話に母が幼いころ自宅で養蚕をしていたことを話し出し、昔を思い出し嬉しそうでした。蚕に桑の葉を与えると雨が降っているような音でムシャムシャと桑の葉を食すとか。



荒俣宏先生曰く「桑の葉はある毒素をもっているので蚕以外にはあまり餌にする生き物はいない。蚕はニッチ(隙間)」とラジオで話していました。




富岡製糸場では蚕の繭から紡む作業も体験出来ます。





こうして学ぶというのは大切なのかも知れません。

勉強は「強いて勉める」というように大変辛いことですが、学問は「学んで問う」ように好奇心を煽ります。

世界遺産富岡製糸場見学はとても有意義な時間を過ごせた気がしました。



マハトマ・ガンジーの言葉を思い出しました。
「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。」




























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