CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

相撲は我慢!

2018-03-15 16:00:43 | お相撲(スポーツ)のこと
春場所が始まっている。
阿武松部屋の力士たちも毎日、全力で頑張っている。
まだ白星がない力士たちも自分を信じて相撲を取りきって欲しい。

昨日は、不知火親方が、向正面の解説だった。
すごいなぁ!
てか、当たり前なんだけど、取り組みが終わって
アナウンサーに聞かれると即座に答える!
かっこええなぁ、匡也!と自分の子のように嬉しくなる。
まるで、スローでも見ていたかのように、私の目ではさっぱりわからない、
全く気が付かないこともちゃんと見ていて、即答する。
かっこええなぁ・・・と思う。
って、何度も言うけど、不知火親方からすれば、
当たり前のことなんだろうけど、凄い凄いと喜んでいる私(^-^;

おととい、突き押しと突っ張りとどこが違うか・・・が我が家で話題になった。
なんとなくならわかるけど、はっきりわからない。
そしたら、昨日、不知火親方が、解説してくれた(^^)

今度、時間がある時に、実演して教えて欲しいなぁ・・・

ボクシングでいうと(ボクシングは押さないけど)
インサイドが、突き押しで、アウトサイドが、突っ張り。
突き押しは、体ごと前に出て押しながら突く。
突っ張りは、自分の距離で突っ張るから、空間が開く。
そこに入り込まれては突っ張れなくなるので、回転速度も大事・・・ってこと。
と、私なりに理解した。

身体も寄せていく突き押しと距離を取りながら突っ張るのでは、確かに違う。
不知火親方の説明、わかりやすかったなぁ(^^)

さて、私は、これまで、相撲は『立合い』が大事と書いてきた。
それは、全くその通りなのだが、昨日は相撲は『我慢』だなぁと思った一番があった。

それは、御嶽海と逸ノ城の一番。

ここで逸ノ城について、少し触れておく。
初土俵から、照ノ富士と共に番付を駆け上がってきた逸ノ城。
最初、逸ノ城が注目されていたが、あの頃は、照ノ富士の方が相撲を取れていた。
逸ノ城は、大きかったが、相撲は照ノ富士の方が上手だと思っていた。
逸ノ城自身、勝てないことに悩んだ時期も長くあったと思う。
体重が増えすぎて動きが悪くなっていると、減量も試みたが、勝てない。
そこで、減量をやめて、しっかり食べることにしたと聞く。
その影響か、昨年の九州場所から、相撲に変化が見られた。
そして、初場所、その変化が本物であることを感じさせてくれた。

体重ではなく、腰が重くなった。

今場所、このまま逸ノ城は全勝してしまうのではないか・・・
と思うほど腰が安定していた。

重い力士は、止まると岩のように重くなり、テコでも動かない感じ・・・
なのだが、ひと度、力を呼び込み、動き出すと、軽くなる。

昨日の取組、右の腕が窮屈な状態から、なんとか抜け出したかったのだろう。
腕を抜いて下手を求めるような動きに出た。
その時に右肩が若干後ろに動いた。
そして上から腕をねじ込もうとした。
この動きが強引であると同時に、無理があった。
重心が少し動いた、その瞬間を逃すはずがない御嶽海。
そのまま押して、一気に押し出した。

逸ノ城、『我慢』が足りなかった一番。
御嶽海、『我慢』して勝機を見出した一番。

相撲は我慢だ・・・そのことを感じた一番だった。

考えてみたら、お相撲さんは『我慢』の連続だ。
稽古場で、転がされてどんなに辛くても、我慢して何度も立ち上がる。
あそこが痛くても、ここが痛くても、我慢して相撲を取っている。
その我慢の先を目指して、強くなることを目指して、頑張る。
我慢することを頑張っている。

場所の土俵で、しっかり我慢して、白星を目指す。
土俵際、我慢して、うっちゃる。

あ、無理な相撲は、怪我をする。
我慢は、無理とは違うし強引になることでもないので、念のため。

とにかく、改めて『相撲は我慢だ!』そう思った私なのでした。

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