Sideway

気のおもむくまま。たこやきの日記的雑記。

ただ今午前一時

2005-09-20 | 日記。
しかしながら、何の明かりも持たず外を、どこまでも行けそうだ。
本日は十六夜。昨日に引き続き、月は霞をまとい、この辺りは霧に閉ざされている。
霧のおかげで向かいの山に灯る住宅の街灯もかき消え、辺りを照らすは月明かりのみ。
ほの明るい無彩色の世界は霧に霞んで影さえ持たず、しかし目が慣れればカーテンに閉ざされた室内すら見えるほど明るい。
昼間とは違う、しかし夜であることすら忘れるほどくっきりと見える山野は、正に異世界。
昼に太陽の下で私たちが暮らすように、夜に月の下で暮らすモノがいて当然に思えてくる。